代表の佐藤です。

 

水道の蛇口から水は真下に整って落ちる。当たり前のように感じるけど実はちゃんとカラクリがあって、それが無いと狭い水道管の中で圧力がかかった水が広い空間に放たれた途端に蛇口から拡がって放水されてしまい、コップに水を汲もうとしてもまともに入れられない。

蛇口を180°まわして中を覗いてみれば星形の板が収まっているのが見える。これがそのカラクリの整流板というもので、蛇口からまっすぐ水が出るのはこんな簡単で小さな仕組みがあるからなのだ。

 

さて、人が集まるとそれぞれ経験した過去も環境も違い、個性がある。

目的地を設定しても、道に迷って辿りつけなかったり、遠回りしたり、とにかく広い大きな道で行くから渋滞にはまったり、とんでもない細い道をショートカットしたりする。長い間やっているのだから口伝えや自ら見つけた道もあるでしょう。

それらの先人の知恵、自分の経験、全ての知見を「棚卸し」して、共通項を見つけよう。

それがひとつの型になる。

使いづらい道はひとまず脇に置いて、今の目的地に辿りつけない道もまた別の目的地に行くためにひとまず脇に置いておこう。

 

守破離という文化がある。

師匠の型を「守」り、とにかく真似をする。真似を突き詰めていった時にどうしても出てくる個性が師匠の型を「破」り自らの型ができあがる。終いには型で練り上げた技の理解が進み、自らが作った型からも自由になり型から「離」れて自在となる。

 

型のない自由は整流板のない水道の蛇口であり、それは自在ではなく出鱈目ということ。

 

はじめは窮屈な道かもしれない。けど次第に慣れてしっくりくる。

しっくり来た時に注意しなければいけないのがその狭い道に寄り添って離れないこと。

狭い道に体を合わせてしまってはダメだ。その道に沿うことが目的ではなくて、目的地に着く事が目的なのだから。

狭い道は広げなければいけないし、もっと使いやすい良い道を作らなくちゃいけない。

 

まだ「型」は全部出揃っていない。

もっともっとかき集めてたくさんの型のパッケージを作り上げよう。

型を破るのはいつになるかな。

型から離れたらより高次元の型を作ろう。

 

水道の整流板は本当に小さな仕組みだけど、立派に機能している。

良い仕組みはシンプルなはずだ。

 

代表の佐藤でした。

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