代表の佐藤です。

 

先日の記事のとおり、7/29(日)、12時間耐久レースに参加してきました。

12時間を4人のドライバーで、1スティントあたり1時間弱を受けもって走ります。

 

F1などは、決まった周回をいかに速く走るか、というレースですが、耐久レースは規定の時間にどれだけ多くの周回を重ねられたか、つまりどれだけ遠くに行けたかを競う「旅」のようなレースです。

 

この旅は一人気ままな旅では無く、ドライバー4人の他に、旅の全行程の流れを示す総指揮官、行程を実現するのにペースガイドを作る作戦参謀、車両の補給班、人の補給班、無線メカニック、車両のメカニック、ペースガイドをプログラムに全クルーの動きを調整するマネージャー、という一つの旅団を形成して進行するものです。

このような形態の100を超える旅団たちがトラック上で共生しながら、はるか先12時間後に辿りつくであろうそれぞれの目的地まで走り続けるのです。

そのようなレースですので、いわゆる「レース」でイメージするような、我先に!1ミリでも前に!といった感じではありません。淡々とあらかじめ想定したそれぞれのペースで走るため、補給の度に順位が大きく入れ替わり、最後の2時間くらいまで実質の順位がわからないものになります。

うさぎとかめの寓話のように、バンバン速く走って補給をこまめにする「よくサボるうさぎ」チーム、ペースはゆっくりだけど補給は少ない「堅実なかめ」チーム、それぞれ様々な戦略があり、我々はその中間の「サボらないうさぎ」または「速いかめ」を目指していました。

 

2015年からその基本的なコンセプトは変えず、チーム内の結束・スキルはどんどん高まり、3ヵ年計画の最終年であった昨年は参戦100チーム弱の中クラス2位総合3位まで登ることができました。

ここまで来たらもう総合優勝しかない

チーム全員の思いから、3ヵ年計画のプラスαとして今年の参戦が実現しました。

 

3ヵ年計画中もボクサーが減量するように、少しずつぜい肉をそぎ落とし、体脂肪率1ケタ代のアスリートのように筋肉質なチーム体制になっていたところ、今年のこのプラスαが決定してから、さらに減量で体中の水分を搾り取るようにチームは先鋭化し、ピンと張りつめたピアノ線のように、弾けば響くチームになりました。いちドライバーである佐藤個人は10kgの減量と筋トレを敢行し、シミュレータ訓練や他レースへの参戦からドライビングのスキルもまた一つ上げた「つもりになっていました」。

その結末はこの通り。

端的に言えば、佐藤がバックマーカーの処理を誤ったことによる足回り損傷からの戦線離脱です。

チームのピンと張りつめた線が、パンッと切れました。

そして、リタイヤが決定されました。

みんな磨き抜かれた宝石のようなレーシングカーが伸びのびと走り、それを全力でサポートする光景しか想像できませんでしたので、現場で補修してノロノロと進む車を見ているテンションはもはや残っていませんでした。

 

生業でないレースに、少なくないお金と時間を注ぎ込み、それでもチームのみんなが結束したのは、ひとえにチームオーナー総指揮官への思いとそのレースへのビジョンでした。

優勝という大輪の花は咲かせられませんでしたが、思いやビジョンという花が芽吹き種となってチーム一人ひとりの中にその種が蒔かれ、それぞれのフィールドでそれぞれの花を咲かせることと思います。

4年に渡るひとつの夏はここで一度終わり。

ひと言で「これを学んだ」とはとても言えない、色々なものを経験、学ばせてもらい、また多岐に渡るご迷惑をおかけしながら、ほんの少しだけ人として成長できたかなと僭越ながら思っています。

 

これからもすべてのことから学びを以って取り組んで行きたいと考えておりますので、各方面の皆様、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

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