代表の佐藤です。
雨の日が続きます。
弊社株式会社高木は板金工事という金属外装工事をする工事屋さん向けの資材販売や、自社でも工事を請けているのですが、板金工事は建物の外装を作る仕事ですので、雨が降ると仕事がストップしてしまいます。
暑すぎれば春秋の倍は工数かかるわ、寒ければ凍って屋根には上がれないわ、雨降れば仕事できないわ、と難儀な商売です。
今年は梅雨もそぞろに一気に夏になったかと思えば猛暑続きで、暑さでお亡くなりになる方も続出しましたし、真夏が過ぎたかと思えば台風で広島に大打撃、安全圏かと思いこんでいた北海道では大地震、ととにかく「異常」続きですね。
さて、佐藤は気が小さく、怒りやすく、またすぐ悲観的になります。
その時になるべく早く平常に戻るために自分が心がけている考え方をお伝えいたします。
冒頭の「異常」に関して、皆さんどうお考えでしょう。
氷期と間氷期が約10万年の周期で、気候変動が起こっていることは知られていますが、実は数百年の間隔で「温暖期」と「小氷期」を繰り返しているそうです。
17世紀は小氷期、18世紀にも第二小氷期といわれる時代があり、飢饉で苦しんだようですね。火山の噴火あり、大地震あり、と現代以上に「異常事態」が頻発していたようです。昭和にも冷害による飢饉が起きています。
近年の「この100年で気温が上昇している!異常だ!」という話も、気温が測定されるようになった昭和初期から見ると、ということで、基準が寒い時期が基準となっているからなのです。
逆に平安時代の気温は今より3度ほど高かったのではないかとのこと。
100年近く大噴火ゼロ「異常な時代」はもうすぐ終わる 島村英紀https://ironna.jp/article/8801
という話もあります。
噴火は頻発するのが「普通」なのであって、無いのは異常だということですね。すごい話ですが。
つまり、基準をどこに置くかで、今の事態が「異常」なのか「普通」なのかという尺度は簡単に変わる、ということなんですね。
悲観的になるとき、それは何かしらの「異常」が発生した時ではありませんか?
・あそこの店レベル落ちたな → そのお店に求める要求レベルが上がってしまった。
・あいつ最近付き合い悪い → お互いの生活時間帯が変わってしまっただけかも。
・仕事が最近うまくいかない → 取り組んでる仕事のレベルが上がっただけかも
などなど
「俺基準が普通」として物事を見てるから、その「なぞの普通」から逸脱した「自分が作り出した異常事態」に勝手にイライラしたり悲しくなったりしているんですね。なんて自己中心的なヤツなんだろう。
ですので、何か「異常だ」と感じたとき、それを「普通」に置き換えてみることを試しています。すると、「いままでなんて恵まれていたんだ」「こんなに成長させてくれてありがとう」と思えるようになったのです。
実はあまり前向きな考え方では無いのかもしれませんね。やもすれば求める理想を「異常」にして、物足りなく感じている現実が「普通」なのですから。
ある種の「諦め」なのかも知れません。
しかし、山本五十六は
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」
のように他人、環境を変えることは難しく、労力も多く、実りが少ないと言いながら、この後に
「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」
と続き、「自分を変えろ」と言っています。
「自分に見えている現実を変える」これが真理なのかも知れません。
ある人に「人生50年。40を過ぎれば初老だよ。」と言われました。
初老らしく振る舞えるよう精進いたします。
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