佐藤です。

先日、神奈川鉄鋼二次製品協議会(以下、鉄二協)の役員会に参加して来ました。

神奈川鉄二協とは、横浜・相模原・平塚・横須賀と、県内各地域に鉄鋼二次製品販売業者の会があり、それら各地域から役員を立てて神奈川全域での交流を行う団体です。

 

神奈川鉄二協は、2020年に設立50周年を迎えるため、その周年記念の式典や記念誌の発行など、諸々会議してまいりました。

一昨年に役員が刷新され、役員の若返りがなされたことにより、また周年記念のこともあり、活発な活動をしています。

やはり皆さん20年以上長引く不況から危機意識が高く、多くの共通する課題を共有でき、また各地域の情報を連携したり、逆に鉄二協での決定事項を各地域会へフィードバックしたりと、大変有意義な会となっていると感じています。しかし、地域会の古株さんの中には「何もしやしない。上納金吸い上げてるだけだ。」という方もおられます。見えないところでの活動が地味ながら神奈川の存在感を作り上げていることをわかっていただきたいのですが、たしかに成果はどうなのでしょう。より事業に利益が出る方向で大きく成果が出ないと評価されないのは仕方がないですね。

 

事業者は、やはり自社の利益の確保が第一義であり、業界の活性化や底上げなどにはなかなか手が回らないというのが実情です。しかし、業界が良くならなければ自社の利益も良くなりません。小さなパイを奪い合うよりパイ自体を大きくするような動きがなされなければ、業界は冷え込むばかりです。そして、それは他業種でも同じことです。異業種の利権・利益を吸い上げて成長するようなモデルでは、一部の業者が一時は良くても利権の旨味を吸い上げきれば早晩立ち行かなくなります。

報道などでは、公務員の給料がどうとか議員の数が多すぎるとかゼネコンが談合だとか水道の民営化だとか、他人の利権を妬んで足の引っ張り合いばかり。

 

「建設」となるとオリンピックのこともあり対外的に景気良く感じられているようですが、こと「建築」となると特に民間の景気が本当に上向いてこないことには需要に結びつきません。世界的な歴史を振り返ると、オリンピックに向かう間はGDPの底上げがなされるようですが、オリンピック後は大きく落ち込むのが歴史が証明しています。まして再来年に迫ったこの時期においてもGDPが低迷している状況です。

そのような中で、2014年に行い景気を突き落とした増税が再びなされようとしている狂気。本当に恐ろしいことです。

1997、2014と、消費税増税と税収減が高い相関関係を示していることは歴史が証明していることなのに、です。

 

「何もしやしない。上納金吸い上げてるだけだ。」

業界のために、何より自社の事業のために、果たして大きな成果を上げることができるのかどうか、問われています。

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