わりとオタクな代表の佐藤です。
今日は、自分の血肉となった作品を紹介することで、「佐藤おまえ変なヤツだな」と思ってもらう機会とさせていただきます!
自分の好きな作品で、自分の中ではメジャーな作品だと思っていたものが全然知られていなかったときの物哀しい感じと優越感の同居ってありませんか?
先日、まだ日が浅めの友人と飲む機会があり、だいぶいい具合に酒が回った頃にマンガの話になりました。
いい大人が現役でマンガを読んでいる状態なので、ある程度「マンガリテラシー」がある人だとは思っていたのですが、ジョジョやワンピースなどメジャーどころの話が一段落したあと、佐藤が切り出したマンガでドン引きです。
「佐藤、マニアックやな」
目が怯えていました。。。
2014年にTVアニメで放送されていた「シドニアの騎士」はご存知ですか?
「シドニアの騎士」KNIGHTS OF SIDONIA
大人はアニメ見ないですよね。。。
この原作者の弐瓶勉がシドニア以前に描いていた作品があり、2017年にアニメがNETFLIXで公開されたので、もはやメジャーだと思っていたのです。
それがこの「BLAME!」。
「BLAME!(ブラム)」公式サイト
このアニメの原作は、1997年頃に連載がスタートしたものなのですが、連載当初あまりのスケールの大きさと、作品内でしか通用しない様々な用語が多用され現実離れしたかなりハードで重厚なSF世界観から、マンガを読むというよりもはや「解読する」レベルの難解さに打ちのめされました。
そして、作者の弐瓶勉は建築関係の仕事をしていたことが関係しているのか、描かれる建造物の描写に迫力があります。初期では逆に、人物やこの作品のキモとなる「重力子射出装置」という武器もレゴブロックみたいな適当な絵だったりして、「あーこの人はキャラクターより建物や空間、世界を描きたい人なんだなー」と感じていました。
詳細を書いてしまうと色々と問題があるので、Wikipediaから引用してさらっと紹介します。
「世界観
遥か超未来、都市は複雑高度に階層化され、都市環境は堅牢な『超構造体』に内蔵された『システム』により支えられていた。コンピュータ・ネットワークは極限まで発達し、『統治局』により管理された一大ネットワーク社会『ネットスフィア』は、実社会と同じか、それ以上へと拡大し、ネットワークへの正規アクセスを可能にする『ネット端末遺伝子』の保有そのものが市民権と同義となる。人類の生存圏はネットワーク・スペースへと置き換わり、仮想空間の事象を現実世界へ反映させるなど、理想の世界を構築した。
しかし、〈厄災〉によりネットスフィアは機能不全に陥り、『珪素生物』による感染症の蔓延により人々からネット端末遺伝子が失われたことで、ネットワーク社会は崩壊する。制御が失われた『建設者』により際限なく拡張され続ける都市構造物は、やがてその惑星系すら内部に取り込み、不安定な連結がネットのカオスを加速させる。ネットスフィアの防御機構である『セーフガード』は、管理規定にのっとりアクセス権のない人類を不法居住者として排斥し続け、珪素生物はネットの機能回復を阻止すべく人類を襲撃する。人々は繁栄の記憶を忘れ、全てが壊れた世界の片隅で短い生を生きる。人類の黄昏の世界が舞台である。
主人公の『霧亥(キリイ)』は、正常な『ネット端末遺伝子』を持つ人類を探し、ネットスフィアの機能不全を維持しようとする珪素生物の襲撃を退けながら巨大な階層都市を探索し続ける。」Wikipedia-BLAME!(https://ja.wikipedia.org/wiki/BLAME!)より抜粋
・・・ね。わけわからないでしょう(笑)
そして最終的にも全く救いが無く、また色々な解釈ができるようなエンディングを迎えます。
展開的には主人公が何かしらの敵と戦っていることが多いので、サラッと読むと「あっ、そう」という感じになってしまうかもしれません。
セリフもあまり多くなく、断片的な情報から世界観や、そもそも「主人公が何者なのか」という謎も推測するだけとなります。苦行です。
読み終わってもスッキリ感が無く、ずーっとモヤモヤします(笑)未だに、「あれはこういう解釈なのか?」などと読み返してしまったりして。
マンガ版のハードルが高い場合は、上で紹介したNETFLIXのアニメを見てみると入門として良いかもしれませんね。
キリイの「人間だ」でクスっとしてください。
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