MMT絶賛支持の代表の佐藤です。

7/16にMMT(現代貨幣理論)の大家ステファニー・ケルトン教授が来日して大メディアが大わらわでしたね。
現代の黒船襲来です。
佐藤も10年ほど前にこの理論に触れた時はかなりのショックを受けました。
理論そのものもそうですが、いかに世の中の常識が非常識であるか、そして現実を歪める言論人にいかに侵蝕されているかということでした。絶望感に打ちのめされました。
すでに10年以上前から日本国内で提唱されていたのですが、世間では理解できる人は一握り。この国はガイジンが太鼓判押してくれないとダメなようです。

さて、以前漫画作品BLAME!を紹介しました。

今日は難解な漫画と難解な経済を対比しながら難解なままお話ししようと思います(笑)
作者に知れたら営業妨害とか言われてしまうかも・・・売れてる漫画だからいいでしょう!

実はすでに上の作品の世界は現実世界だった、というお話。

繰り返しになりますが、BLAME!の概要をWikipediaから引用します。

「遥か超未来、都市は複雑高度に階層化され、都市環境は堅牢な『超構造体』に内蔵された『システム』により支えられていた。コンピュータ・ネットワークは極限まで発達し、『統治局』により管理された一大ネットワーク社会『ネットスフィア』は、実社会と同じか、それ以上へと拡大し、ネットワークへの正規アクセスを可能にする『ネット端末遺伝子』の保有そのものが市民権と同義となる。人類の生存圏はネットワーク・スペースへと置き換わり、仮想空間の事象を現実世界へ反映させるなど、理想の世界を構築した。

しかし、〈厄災〉によりネットスフィアは機能不全に陥り、『珪素生物』による感染症の蔓延により人々からネット端末遺伝子が失われたことで、ネットワーク社会は崩壊する。制御が失われた『建設者』により際限なく拡張され続ける都市構造物は、やがてその惑星系すら内部に取り込み、不安定な連結がネットのカオスを加速させる。ネットスフィアの防御機構である『セーフガード』は、管理規定にのっとりアクセス権のない人類を不法居住者として排斥し続け、珪素生物はネットの機能回復を阻止すべく人類を襲撃する。人々は繁栄の記憶を忘れ、全てが壊れた世界の片隅で短い生を生きる。人類の黄昏の世界が舞台である。」Wikipedia-BLAME!(https://ja.wikipedia.org/wiki/BLAME!)より抜粋

前提知識として、金融経済と実体経済の知識が必要です。

金融経済とは、通貨そのものに金などの貴金属のような価値が存在すると考えられており、その価値を閉じたルールの中での自由市場という需給バランスで価格設定を上下させ、その差益を取るものです。
その市場に存在するお金は実際には実体経済から流入してくるものですが、金融経済学内部から見るとまるで鉱物を発掘するように「湧いてくる」ものとして認識されています。
ビットコインなど仮想通貨も同じ思想で考えられています。
有限のお金のプールがあり、何かわからないけど(後述します)お金が湧いてくる。これを金本位制といいます。
実際の生産活動ではないのでGDP統計には影響しません。得た利益で実際に何かしらの製品・サービスへ支払いをすればカウントされます。
為替が特に顕著ですが、株取引なども同じ仕組みです。

実体経済とは、資本経済のことであり、信用に基づいた貸借の記録とそれを拡大することによってそのパイを大きくしていく経済活動です。
通貨・貨幣とは生み出した実際の価値(各種インフラや製品・サービスなど)を計る尺度、運びやすい可搬性、支払いに使える交換可能性、銀行などへの保存性、をもった情報単位です。
実際に生み出した価値を評価する数字ですので、GDP=国内総生産統計の対象です。
複式簿記を理解するとわかりますが、総資産と総負債の合計は同額となります。
国が存在し国民が活動し続けるする以上、国内社会の価値は増大し続けていきますので当然国内社会全体の資産(=負債)もそれに合わせて増大し続けていきます。
実際、1880年代には国の借金は2億円程度でしたが、今やそれが1000兆円を超えています。つまり130年間で借金が500万倍になった。
その負債の反対側で資産、鉄道や道路が敷設され、上下水道・電気・ガス網は発展し、物流やITなどそれらインフラを活用してさらなる価値を生み出し続けています。
こういった将来得られる社会的便益を信用して現在負債を計上して資産を創造して投資することを信用創造といい、その貨幣の働きを信用貨幣論といいます。

実体経済は決して金本位制のように「国際社会における信任」などという存在しない鉱山から国債発行可能高という貴金属の発見がされるのでは無く、誰かが債務を増やして誰かの債権にすることで発展するのです。
現在主流派やリフレ派の経済学学者・評論家などによると、国際社会における信任(マインド)が国債発行できる量を決定していると考えているそうです。これはもうオカルトな世界ですね。何かわからないけどお金が湧いてくる(笑)
「みんな!オラにマインドを分けてくれ!」ドラゴンボール経済学です。

経済とは、実体経済という信用創造をする現実の中に金融経済という仮想空間、モノポリーゲーム・箱庭を内包しているという構図になっています。
このモノポリーで得た利益自体はGDPにカウントされませんが、現実世界の貨幣として使用できるために、現在主流派経済学の歪みの素となっています。モノポリーゲームの中だけで通じる数字あそびで現実と仮想空間の区別がつかなくなっているのです。
実体経済をうまく回すファクター・道具として金融経済を使うのはよいですが、金融経済のルールをそのまま実体経済に適用することはできません。
親が子を生むことはできますが、子が親を生むことはできないのですから。

さて、上の前提をもとに漫画作品と現在社会の対比をしながら作品の解説をしていきます。

本来、経済とは実体経済が順調に拡大していくことで豊かになっていくものです。
しかし、バブル崩壊を発端【〈厄災〉】とした「痛みに耐える!」などという新自由主義による異常なまでの緊縮【『珪素生物』による狂った思想、感染症の蔓延】により不景気が20年以上続いてきました。これはまだまだ拡大を続けていきます。
本来民間で失われた需要を補うために、民業では利益のでない道路・鉄道・警察・消防・安全保障(郵便・水道・農業を含む)などの需要に対して政府が負債を作り民間業者へ発注・支払いして民間の資産とします。つまり政府の負債が民間の資産。逆に政府が儲かるということは民間が損をします。

しかし緊縮財政により国家予算に制約がつけられ建設国債など正当な使途のある国債でなく玉虫色のいわゆる赤字国債を乱発【制御が失われた『建設者』により際限なく拡張され続ける都市構造物】。
国内のインフラや教育などの将来世代への投資に回らないお金が宙ぶらりんとなる中、金融市場という実体経済ではないゲームの中にお金を流入させる異次元の金融緩和により株価や為替が活発化し、ますます実体経済と金融の乖離【不安定な連結がネットのカオスを加速させた】が進みました。
(金融緩和とは、主に市中銀行の持つ国債を日銀が買い支えることで市中銀行の日銀当座預金残高を増やすことです。)

財務省【セーフガード】は※財務省設置法【ネットスフィア管理規定】の「健全な財政の確保」にのっとりPB黒字化目標を推進。
実体経済を理解していない民衆を国の借金で財政難だと騙して【アクセス権のない人類を不法居住者として】排斥し続けます。
新自由主義で利益を誘導できる政商、金融ディーラーや投機関連筋及びそれに騙される愚者【ネットのカオスが生命と力の源泉である珪素生物】は、積極財政による経済発展【ネットの機能回復】を阻止すべく人類を襲撃する。
※財務省設置法 第一章 第三条
『財務省は、健全な財政の確保、適正かつ公平な課税の実現、税関業務の適正な運営、国庫の適正な管理、通貨に対する信頼の維持及び外国為替の安定の確保を図ることを任務とする。』

こうしたセーフガードや珪素生物を打ち破れるのが【重力子放射線射出装置】MMT現代貨幣理論であり、【ネット端末遺伝子の保有者】正しい信用貨幣論を理解した識者を探し出すことを目的に彷徨うのが主人公キリイなのでした。

目前の敵を打ち破るのが目的ではない

主人公キリイが使う重力子放射線射出装置は強大な威力を持っておりセーフガードや珪素生物はいとも簡単に倒すことができますが、ネットのカオスは止められません。
鍵となるのはネット端末遺伝子の保有者。
ネットスフィアに正規アクセスをすることで機能不全を回復することができるのです。

本来ネットスフィアを統制するのが【統治局】政府なのですが、【ネット端末遺伝子保有者による正規アクセス】正しい信用貨幣論を理解した識者による政治家の選出と法の改正がないと手が出せません。
何せ【セーフガード】財務省は規定に則って業務を行っているだけなのですから。

カオスなネットに殉教した【珪素生物】現在主流派・リフレ派はネット端末遺伝子保有者を足がかりにネットスフィアを益々混乱に陥れようとして、その勢力に取り込もうと画策しますので撃退するか逃げましょう。偽装不正アクセスのダフィネ・ル・リンベガはさしずめ「民間議員」◯中□蔵ってところでしょうか。

ますますわかりませんね!(笑)
メタファの塊!
いやー凄い作品だ!

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