代表の佐藤です。
先日とある会合に参加しました。
関東一円から業界の社長たちが集まる会議です。
佐藤は、少し前から会長に「〇〇がしたいんだよね」と具体的な相談をされていたので、それを実現するようアドバイスや業者への見積りなどしていました。
随分と具体的な話を相談されたので、佐藤としてはもうすでに「なぜ」「どこで」「いつ」「だれが」ということが決まっているのかと思っていましたので、そうしたアドバイスなどしていたのですが、先日の会合で実は「なにを」「どうする」から入ってしまっていることがわかりました。
いわゆる5W1Hというものの「手法」から入ってしまっていたのですね。
そこに気づけたという意味で非常に良い会議だったと感じました。
立ち止まって見直すことというのは実はナカナカに難しいものです。
もうやることは決まってしまっていて、もう決まっているからやるんだ、という循環論法に陥ってしまうというのは往々にしてあるからです。
そこに「なんで?」と口を挟もうものなら、「今さら何をいうのか」「もうやりはじめてしまったんだから止められるものではない」「途中で投げ出すのか」「やり切れ」「根性出せ」「一億総火の玉だ」となってしまう。
特に組織というか関わる人が多くなればなるほど、時間が経てば経つほど、やりはじめたことが実現されればされるほど、引き返すことができなくなっていきます。
始めたころにボンヤリ想定していた目的からはどんどん離れていくのに、決まってしまった「やること」自体が目的化して止められなくなる。
まして、それによって「被害」が出ていることに気づいても、はじめは気づかないふり、そのうち別の言い訳を見つけ、被害の過小評価と実現したことへの過大評価をし始めてしまい、ますます引き返せなくなっていきます。
そして、やることが目的化してしまっているので、そもそもなぜやりはじめたのかの問題意識や原因自体がブレていくのです。
同じところを延々と再生している壊れたCDプレーヤーのようなものです。
音を出すこと自体が目的化してしまって、本来の目的の人が音楽を聴いて気持ちよくなることは置いてけぼり、という状態ですね。
こうなるともう末期状態です。
しかし、なんでも反対するというのは賛成しません。
特に「〇〇のいうことだから反対」というパターン。
これも反論することそのものが目的化してしまっているんですね。
嫌いだから嫌い、という循環論法の定型文です。
なんで海は青いの?それは空が青いからだよ。も同じですね。
・・・これは違った。
空が青いのは太陽光線が空気のプリズムで・・・
手法と手法が空中でチャンバラして、目的という土俵にはいっさい足をつけない。
だから議論が空回りする。
少なくとも「なぜ」「だれのために」「だれに向けて」「なにを目的にして」ということを柱に据えて話をすすめて、是々非々で実現していくことをしていきたいですね。
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