代表の佐藤です。
西松からはじまり、いわゆるスーパーゼネコンが立て続けに現場ストップしています。
弊社のお客様は小規模のいわゆる「町場(まちば)」仕事を主にしているので大きな影響はでていないのですが、大規模工事を請け負ったりそこで働いている職人さん達から「なんでもいいから仕事ないか?」と声を掛けられることが増えているそうです。
あらゆる産業に共通していることかと思いますが、業界ごとにピラミッド的な構造となっていてピラミッドの上部に起こる影響が下部に波及するにしたがって影響はしだいに大きくなっていきます。
ゼネコン側から補償をする話もあるようですが、民間企業ですからそれが尽きた場合のゼネコン自体の倒産、下請けの大量失業、そして設備・インフラを生み出す供給能力の大棄損が発生します。
そのことは全然他人事ではなく、日本の現在の国力(横軸)もそうですが、以降の世代(縦軸)に大きな負担を強いることになります。
高層ビルが作れない、だけではありません。
橋が作れない、堤防が作れない、ダムが作れない、トンネルが作れない、道路が作れない。
そんな状況ではアマ〇ンでポチッと買い物なんてできません。
現代の生活の全ては、前の世代の人たちが負ってくれた負債から生み出されたインフラの上に乗っかって付与された「上澄み」で成されていることに、気づいてきている人がだんだん増えてきているような気がします。
逆に前の世代の人たちがお金を出し渋ってなにも作っていなかったら、現代の我々の生活はいかに貧しい生活だったのか。
将来世代への負担の先送り、がどういう意味か、幸か不幸かよく考える時間ができたのではないでしょうか。
お腹を空かしたみんなが、まだお腹が空いてない人に「お前もお腹を空かせてみろ!」というのは意味無いですよね。
溜飲は下がるかも知れませんけど、飢える人が増えるだけで、だれも幸せになりません。
かといってその上層部にだけ「限られた資本」をかき集めて集中しろということではなく、みんなに配って余剰は回収すれば良いだけなんですけど。国からすれば資本は無限なので。
まずはこの基本的なところが浸透していくといいですよね。
ただ、仮に補償がされて生活に困らなくなったとしても、ステイホームは精神的に非常にツライです。
出かけたくなる気持ちよくわかります。
また、出るなと言われると余計に出たくなります。
ご近所さんも自宅の庭先でBBQしたり、大掃除したりと工夫しているようですが、ネタがなくなるのも時間の問題・・・
オンライン会議やオンラインバー・居酒屋など、インターネットを活用した新たなサービスも出てきているようですが、やはり実際に移動することに勝る体験はありませんよね。
今後密集しないように管理されて、行動予定を申請して遊びに行くような世界になってしまうかも知れませんね。
つい150年前まではそれが当たり前だったんですけどね。


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