代表の佐藤です。
相変わらずの情勢で、週末の過ごし方に四苦八苦している人も多いのではないでしょうか。
佐藤はマイカーでのサーキット走行が趣味なのですが、各種イベントが取りやめになったりしているため悶々としている…と思いきや、レースシミュレータを自宅に据えているためe-sportsが捗っています(笑)
いい機会(?)なのでトレーニングプランを作って消化したり、オンラインでの対人レースもできるので勝負カンというのもある程度養えるのかな、と思っています。
さて、先週「持続化給付金」の発給がはじまりました。
売り上げ50%を下回っている法人・個人事業者に対して返済不要の給付がされるというものです。
「給付されるだけありがたい」そういった声もあるようですが、あまりにも少額で効果がかなり限定的だという感想です。
売り上げ50%以下というのは、人で言えば血液が半分出てしまうということで即「死亡」の状況です。
おそらく、給付にあたり「今後事業を持続すること」という条件がついているとはいえ、やむなく廃業することとなり弁護士費用など廃業の手続きの原資となるような案件がアチコチで出てくるのではないかとたいへん危惧しています。
ゴールデンウィークではあまりにも人出が少なく、「大型連休中の高速道路 10キロ以上の渋滞なし 死亡事故もゼロ」(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200507/k10012420391000.html)という報道がされました。
一方の視点から見れば、交通事故死が無くなって喜ばしいニュースのように感じますが、よくよく読めば高速道路上の死亡事故件数とのこと。
元々ゴールデンウィーク中の死亡事故で多いのは歩行者との接触事故であって、止まるような速度になる大渋滞の中、車同士の事故で死亡事故というのはかなり少ない事案です。
こういったミスリードを誘い、自粛行動の補強をする報道に違和感を感じざるを得ません。
また、こういった結果を出してしまう同調圧力の強力さにも空寒い感覚を覚えるものがあります。
「自粛警察」などというなんとも残念な行動を取る人が出てきているのは、実は本当に恐ろしいことなのです。
魔女狩り、アカ狩り、ユダヤ狩りという全体主義的「空気」。
もはやすでに黄色から赤へ、危険信号が灯っているのです。
この移動が少ないことによる経済的打撃は甚大となり、今後先述の通り多くの廃業が発生し、残念なことに自死を選択する人も発生することになるのではないかと心配しています。
経済的な打撃により自殺者数が増える。これは冷徹な歴史的事実です。
バブル崩壊直後の消費税増税時に消費性向の落ち込みから一気に1万人ほど増えました。
2010年以降減少傾向にありますが、それはそもそも企業数が減少していて母数が少なくなっているためで、割合としては変わらないかもしくはむしろ増えているのではないでしょうか。
2009年以降にガクッと企業数が減り、2014年の消費税増税でさらに減少しています。
交通事故による死亡する人が減少することは、車好きな自分としては大変よろこばしいことです。
ただ、それはあくまで平時において通常に社会が運行されている間に実現されてはじめて評価できることであって、現状のような異常事態時においては「そうなってしまった現実」、報道の裏側についてもう少し踏み込んで考えてみることが必要なように感じました。
週明け早々暗くなるような内容で申し訳ありませんが、みんな気づかないうちに心身ともに疲弊している可能性があります。
無理をされないよう、養生してお過ごしください。
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