ポピュリズムは沈黙の中じわじわと浸潤する

代表の佐藤です。

 

日曜(7/5)は東京都知事選でしたね。

うちは横浜なのでどうしても「外野」となってしまいます。
しかし、「横浜」というのが東京都にぶら下がった上での存在であることは否定しようのない事実です。

東京人口約1000万人というのはヨーロッパの1国(例えばギリシャ)に相当する人口です。
やはり影響の度合いが桁違いなのです。

小池都知事の印象は、五輪の施設を「お金」を理由に縮小したように完全に緊縮財政思考の持ち主です。
しかもそれは政治思想、社会思想、政策、政略、方針などという立派なものではなく、ふわっとした空気、大衆迎合であるということです。

なんとなく、、、で政治をしている。
欧州1国に相当する規模の為政者がそれで良いのでしょうか。

土曜(7/4)に熊本県球磨川の氾濫がありました。

気象庁によると「数十年に一度の大雨」ということを言っているようですが、国土交通省のウェブサイトで、八代河川の洪水被害について検索すると少なくとも10年に一度は洪水被害が発生しているようです。
※気象庁は国土交通省内の庁ですが外局という扱いです。

国土交通省本体としては球磨川水系の課題を認識しながら対策は打てていないというのが現状のようです。

理由は予算が無いから。

予算が無いから大雨で河川の氾濫から堤防が決壊して洪水が起こり、そこで生き、働く人の生命財産が奪われ、税収が落ちますます予算が無くなる。

何なのでしょうかこの負の連鎖は。

そのうち、あそこの土地は生産性が低いから捨てておけ、となるのでしょうか。
命よりお金が大事と言っているのです。
大変恐ろしいことです。

「予算が無いからインフラ整備できないんだよね」というなんとなく正解のような共通認識、空気。
これを巧みに利用され、政治が何もしないことを選び続けているのです。
選んでいる、というより選ぶことを放棄しているのです。
諦め、とも言えます。

これがポピュリズムでありニヒリズムであり、それが将来的にファシズムとして先鋭化するのです。

神奈川県も他人事ではありません。

黒岩県知事も新型感染症の件で当初、予算がないから支給できないといった旨の発言をしました。

これも国民が声を上げなければそのままウヤムヤになって、持続化給付金などにもつながらなかったでしょう。

ことわざに「沈黙は金なり」というものがあります。

思っていることを敢えて口に出さなかったり、空気を読んだりすることを良しとする日本人の美徳のような使い方をすることが多いのですが、本来は続きがあります。

「沈黙は金なり、雄弁は銀なり」。

意味としては、沈黙することは「時に」雄弁にも勝る、というものです。
つまり、「状況によっては」黙っている方が良いという意味に過ぎないのです。

この拝金主義の恐ろしい世の中を変えなければ、雨のたびに洪水に恐れおののくような前時代的な世界、インフラの整っていない、インフラを整える生産力がないという、それこそ後世にツケを回すことになります。

東京都の今回の失敗を認識しておきましょう。

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