サッカーと音楽の関係
みなさま こんにちは。北川です。
タイトルにサッカーとか含めてから毎回ねたを考えています。
もちろんですが毎日仕事のことも考えています!!!
さて。
今回はサッカーと同じくらい愛情を注ぐ音楽が、どれほど互いに強く結びついているかについてはなします。
サッカーのゲームをテレビ観戦したり、スタジアムへ足をはこぶと、レプリカユニフォームに身を包むサポーターたちが延々ゲーム開始まえ~終了後もなにやら大声で歌っているのをご記憶のかたも多いのではないでしょうか。ニュースのスポーツコーナーでもよく映る光景ですね。
そう、野球も有名プレイヤー各位のテーマ曲がありますが、サッカーもチャントとよばれる選手毎に異なる短い応援歌があります。ゴールしたときに歌う各チームのテーマもあります。
とまあサポーターたちが騒ぐために存在する(もちろん本来は選手を鼓舞するための)歌が無数にあるのですが、じつはサッカーが好きな「ミュージシャン」が多いのも古今東西枚挙に暇ありません。
サッカー発祥の国、イングランドでは18世紀からクラスソサエティ(階級社会と訳されます)による身分の上下貴賤が公的に認められていたため、所得が高くない労働者階級の子息たちはのち1970年代以降、いまの生活を抜け出し身分をアップグレードする手段として「プロサッカー選手か、ロックススターをめざす」ことになります。結果として幸運にもスターになった人々のなかには熱心なサッカーファンも多いです。

Adele still loves Tottenham Hotspur - Cartilage Free Captain

No Hometown Glory for Spurs fan Adele – The Sun

ぼくの大好きなアデル↑はロンドン出身のため(現在はハリウッド在住)ダービーでは彼女の地元※トッテナムを応援することでよく知られています。
※ロンドンにはフランチャイズが6チーム存在。ロンドンフランチャイズ同士の対戦カードを総称ロンドンダービーといいます。
グラムロッカーK こと菅野さんのブログでもご存じ、元フェイセスのロッド・スチュアートは、毎回ステージからサッカーボールを客席に蹴り込むことで有名です(飛んできたボールがぶつかりケガをしたと訴えられたりしてますが)。
ロッドはサッカー選手の道をあきらめ音楽に絞り見事成功したといわれています。
オアシスのリアム・ギャラガーはマンチェスター・シティの最も著名なサポーターの一人で、シーズン中チーム采配へのコメントは逐一ニュースになるほど影響力があります。独特の英国的シニカルな視点が辛口ファンの同調を誘いますね。
おまけに。
かのサー・デイビッド・ベッカムOBE(元イングランド代表主将)の妻が元スパイスガールズ(解散済)というのはあまりにもよく知られたセレブ婚エピソードです。息子さんブルックリンもサッカーうまいとか。
有名になったのちも、彼らミュージシャンたちがSNSでゲームデイの実況に一喜一憂するさまを見せるのはなんともお国柄ですね。一般庶民たちとおなじように、毎週ゲームの日は血をたぎらすのを見るに。
80年代最大のスターであるWham!が世界初の外国人による北京公演を成功させた当時、北京にもサッカーボールをもちこんで公園で遊んでいたのをおもいだすのですが、イギリス人は音楽家に限らずサッカーそのものが日常的に重要であり生活の一部なんだなあとつくづく思わされます。
今回はイングランドにあえてフォーカスしましたが(スペイン、イタリア、ブラジルで世界的有名ミュージシャンが少ないため)イングランドの熱狂的サポーターたちのなかには「スキンヘッズ」に代表されるいかつい「フーリガン(=狂信的なサポーターたち、暴徒)」が多いことでも有名です。日韓WC開催時も、来日させるか水際の空港で排除阻止するかの議論が話題になったほどです。
そんなスキンズたちはOiと呼ばれるパンクロックの1ジャンルを好むことでも知られ、とにかくゲームの日は元気よく「荒ぶる」ため昔はスタジアム内飲酒禁止など社会問題化した時代もありました。日本でも90年代にコブラというOiバンドが活躍し、彼らの楽曲はいまでもJ1ペガルタ仙台のチャントとして有名です。
余談ながら、ブエノスアイレスで外国人がスタジアム観戦するのは、生きて帰れない無謀ともいわれています。
Oiに限らず、90年代のマンチェスターアシッドブームのときもミュージシャンやファンたちはこぞってサッカーウェアを着ていたもので、サッカーを観るのと音楽を聴くのは「並列の文化」である。本日の結論です。
これらはイングランド、ウェールズ、スコットランドの伝統のようです。もはや一般生活と切り離せない。
日本のJリーグサッカーくじ トトも、イギリスを真似たものとむかし聞いたことがあります。
ということで今回はたいしたオチもなく静かにおわります、以上です。
六角橋のシェルビー ↓北川でした。長文ご精読をありがとうございます!

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