メリークリスマス
みなさま こんにちは、北川です。
たまたまですが
年に一度のクリスマス・イブに連載が回ってきました。
世界中の生きとし生ける者へ施しがありますように。
みなさまにとり、クリスマスとはどんな意味をもつものでしょうか。
日本人の多くは無宗教といわれますが
子どもとケーキとチキンを食べ、サンタクロースからのプレゼントを待つ日。
おとなはお酒を飲んでプレゼント交換して騒ぐ日。
ぼくの子供時代はそんな印象でした。

坂本龍一の戦場のメリークリスマス (戦メリ) をカバー・アレンジしたアーティストまとめ | shave off mind

本日のタイトル
ご存じ故大島渚監督 不朽の名作
「戦場のメリークリスマス」
という映画の洋題です。
当時はカンヌ映画祭に出品していたような記憶もうっすらあります。
きょうは本作を巡る個人的な思索について書きます。
いつもと趣向を変えますがなにとぞご容赦を。
この映画が公開された1980年代はまだバブル経済の兆しがあったころかで
同時に戦後〇〇年(およそ30年)というくくりをするメディアが多かったです。
戦争の総括が折につき続いていたのと、まだまだ復員した生き残りの男性たちが
世の中で多かった時代です。
映画の内容は未見のかたへネタバレせず簡単にお伝えしますと
・東南アジアで日本が領土としていた地の捕虜収容所が舞台
・戦争中の軍人たちが極限の精神状態でどのような行動をおこしてしまうのか
・人類愛(終戦後、軍事裁判判決後のシークエンスが必見のクライマックス)
こんな感じです。AmazonPrimeでご覧になれますのでぜひご鑑賞をおすすめします。
この映画のテーマは大きく3つあると考えます。
・人間各位の尊厳の扱い
・戦争がそれにおよぼす影響
・異常な環境下で軍人たちがとる異常な好意と行為
戦争が本格的に1941年はじまり45年におわるまで、
いかに悲惨な戦局が発生したかと、国内の日本人もひたすら苦難を忍んだか
子供時代のぼくは、本で読みモノクロ写真で残る凄惨な過去の記録にとても興味がありました。
おそらく人間が戦って殺しあう意味が解らず記録のなかに理由をさがしたのかなと思います。
当時まだ生きていた祖父は軍属時上官にひっぱたかれ右耳が若いころから難聴でした。
新宿では片足の傷痍軍人が駅前でメガホンもって軍歌を流していた時代です。
いまそうした復員者が彼岸へどんどん行ってしまい、戦争の記憶が世間で物理的に薄れていくんだなあとたまに感じます。
時間の経過とはそういうものなのですが。
この映画も旧日本軍にありがちな非道な残虐シーンがいくつかあります。
いまのパワハラの元祖、失敗を繰り返す属人的な意思決定などが描かれるのですが
その悲惨さを思い出させるのとおなじくらい
人種を超え敵味方を超えた人類愛(しかも男性同士)
が撮影で非言語化されいまも語り継がれています。
監督も故人となりましたが
主演のデビッド・ボウイ(イギリスのロックスター、もともと役者)も2年前世を去りました。
この映画には同じく音楽家である坂本龍一も主演しています。当時人気絶頂のビートたけしもです。
こんな異色キャストで戦争映画を企画した大島さんも常識に捕らわれない偉人ですね。。
人類愛となんどもいっておりますが、キャスティングした上記3名の名演技に負うところがおおきいです。
ローレンスことトム・コンティだけがプロの役者ですね。最高の笑顔を魅せてくれます。
あまり細部をばらすとつまりませんので、書き方がなんぎなのですが
・人が相対して他者へ好意をしめすアクションの取り方
・不安~信用~愛情の遷移する表情が客観的にどう違うか
これらがとてもよく描写・撮影されています。
それだけでも見る価値があるとおもうのと、映画全般の有名なサウンドトラックが
条件が限定された環境下での無常観を増幅させる効果があります。
たぶん見る人がみると、プロの役者ではないので演技として稚拙だという意見もあるはずです。
ですが、演出と監督の意思の反映、OKだした演技は結果称賛を浴びました。
なかでもとても唸らせられるのが
ジャック・セリアズ(デビッド・ボウイ扮するイギリス空軍将校)
が病床で夢見る抽象的な5分以上続く長い子ども時代の回想シーンです。
人間の意識がおとなになってからも、子ども時代の体験・経験に影響をうけている説明なのですが
考え方、普段の意識、意思決定と行動様式が、そのひとの歩んできた人生のすべての経験から形成されてゆく。
なぜそうするのですか?
なぜそうおもうのですか?
あなたはどうしたいのですか?
コンサルがよく発する質問ですが、すべては過去に、自分のなかに答えがあります。
それと、この映画は捕虜収容所が舞台ですので、投降した捕虜たちと打ち合うシーンこそありませんが
ジュネーブ条約に反する残虐な日本軍の一方的な非人道的行為は、やはり現代社会でも権力者の発想の根源かと思わされます。
とまあこの映画は10年ごとにみるとまた新しい気づきがあるもんだなあと感じ
未見のかたへも戦争へのアレルギーがなければおすすめしたいです。
なぜ
「メリークリスマス!ミスターローレンス」なのかは一番最後にわかります!!
ぼくは短尺の動画より、映画をみて育ったので
映像+音楽のもたらす人の気持ちを動かす熱量、魅力、技術には一家言あるのですが
そのはなしはいづれまた。
それではみなさま、素敵なクリスマスをお過ごしください。
拙文ご精読ありがとうございます。
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