みなさま、こんにちは。北川です。
最近家族が偏食ぎみで、自炊メイン担当として苦戦中です。
丹念なヒアリングでOKおそうざいを探ることが多く
ウーバー利用者の気持ちがよくよくわかりました。。
欲求とはかようにみずものなんですね、、、
さて。
先日興味深く読んだサッカーに関する書籍を今日はご紹介します。
1977年生まれ 元日本代表DF戸田和幸さんが
2018年上梓した「解説者の流儀」(洋泉社刊)

戸田 和幸 (@kazuyuki_toda) | Twitter

内容サマリーは以下のとおり。
・選手引退後、個人事業主としていかに解説者の仕事を獲得し今の地位を得たか
・プロ選手としてのキャリア振り返り
・自分の現在の仕事ぶり、立ち位置や今後どうしたいか
・慶應義塾ソッカー部コーチの仕事について
前半を読むだけでいかに解説者として
自分の理想が高くかつ有能で(陰の努力もしかり)
DAZNから(海外⚽のOAがおおいオンデマンドメディア)
引っ張りだこなタレントである理由がわかります。
戸田さんはNHKでも起用されることが多く
ワールドカップの度に出場経験者として呼ばれるので
ご覧になったことある方も多いとおもいます。
戸田さんの努力の結晶の特徴とは。
※試合の解説前に2チームの各直近2試合(計4試合約10時間)
 内容をすべて視聴チェックして選手と戦術についてコンサーンのメモを
 必ずつくるそうです。
野球と違いサッカーでは、セオリーがありながら
偶然をもいかす瞬間瞬間の判断力、スペースを
みつける早さなど雌雄を決することが多いのですが
「すべてのプレイには考えられた理由」があります。
それを見抜いて
「なぜそうなったか」言語化するのがぼくの「解説」。
そのように戸田さんは考え実践しています。
なので他の解説者よりしゃべる時間が多いです、、
野球より展開がはやいので仕方ありません。
(実況アナと事前すりあわせしているので齟齬はありません)
個人的には
サッカーは「美しい」スポーツという表現は
賛意ばかりではないのですが、、
プレイには理由がある+即興性=フィジカルがなせる業
すなわち
トッププロをファンタジスタたらしめるのは同意です。
それと深く頷いたのは
地上波番組では一般人にも極力わかりやすくするため
いわゆる総合演出の基本として「キーワード」「注目選手」に
フォーカスして会話する時間を長く取ります。
これらを局側から事前うちあわせで解説者と実況が
かみあうように共有しておくわけですが
ときにプロの目からして安易な。認識のミスリードを生む
キーワードがあるそうです。たとえば東洋のベッカムだとか。
わかったようでわからない玉虫色のワードなど。
松木〇太郎さんであればなんの拘りもなくしゃべるであろう
誤解生む可能性ある演出には、やんわり出来ませんと
いうそうです。やむなく実況アナだけがそのキーワードを持ち出し
解説者は深く触れない(自分の考えではないとの暗喩)。
自分の考え方、言語化で許容できないことを認めると
結果、視聴者・関係者からどのように評価うけるだろうか
とても気にしていてその拘りが品質の担保だと考えている
そうです。
信用とは些細なこだわり、ポリシーの通貫(セルフブランディング)。
約束をまもる。できない約束はしない。だそうです。
ミラノダービー解説のオファーを前日にうけたとき、前述の準備の
時間がないために訳を話しお断りしたこともあるとか!
ここまですれば戸田さんへビッグマッチのオファーは早く届くというものです。
プロのスピーカーであると同時に優れたビジネスパーソンだと
誰もがおもうわけですね、、、これだけ仕事の準備に時間を
かけアウトプットが差別化できる同業者もそうはいないでしょう!
これらはなんの仕事をしていてもおなじ率先垂範ですし💦
ひたすら首を垂れます、、、
ましてや著述業とTV出演が一番おおきくちがうのは
言語化と同時にTVではその時々数十秒の「尺」にあわせて
コメントをまとめなくてはならない点で、これも相当な
練習をしてポーズフィラーをなくし、センテンスを短くする
話し方をみにつけたそうです。大事な準備ですね。
まとめますと
この書籍の根底にあるのは、解説者の仕事ぶりどころか
つくづくすべての仕事に通じる「正しい努力」をする姿勢だとおもいます。
やはり既出の解説者と大きく異なるのは
サッカーの魅力を伝えるというよりかは
監督の戦略、チーム全員すべてのプレーをロジカルに紐解くのが
戸田さんの流儀であり、近年よくいわれる「考える」サッカーを
番組視聴者、関係者へ伝えたいと真剣に考えている証拠でもあります。
サッカーの知識がまるでない人にもわかりやすく
自分の仕事の内容、自分が世の中で何を変えたいか
について書かれた本書。
お時間があればぜひご一読をおすすめします。
以上、拙文ご精読ありがとうございました。
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