こんにちは、山口です。

前回のブログで、息子が劇症肝炎になってから手術前までの話を書かせて頂きました。

今回はその続きを書かせて頂きたいと思います。

 

肝臓の移植手術は、ドナーである僕とレシピエントの息子の手術が同時進行で行われるため、本来なら最後に手術室で会うことが出来る予定です。

しかし、運が悪く緊急の手術が直前まであり、会うことが出来ず不安なまま僕のほうから先に始まってしまいました。

手術室に入るとドラマなどで見るような風景そっくりで、大勢の先生達が待ち構え準備万端でした。

そこからすぐに背中から管を入れられ、全身麻酔をして全く記憶がなく、痛みで目覚め気がついたら病室のベッドの上で夜になってました。

朝から始まった手術は、僕のほう約8時間程かかり、息子は10時間にも及ぶ大手術でした。

子供への肝臓移植は、血管の太さの違いなどの問題や正確性を求められる難しい手術のため、どうしても時間がかかってしまうそうです。

術後数日して僕は腹水や原因不明の高熱により、入院を1カ月もしてしまいましたが現在は無事に仕事にも復帰することができました。

息子はしばらくは順調でしたが、やはり拒絶反応がでてしまい、まだまだ小さな子供なので薬の調整も難しく今も調整が定まってはいません。

そして、丁度今日で術後3カ月なので胆管を抜く処置と新たに薬の調整などのため入院になります。

良くなるためとは言え、やはり離れるのは寂しいし可哀想で仕方がありませんが、少しでも良くなるための入院なので行くしかありません。

現在の医療では完全な完治はまだ出来ませんが、これから回復していけば薬を飲んでいれば、息子はほぼ普通の生活をすることが出来るそうです。

しかし、目まぐるしく発達する医療の世界。

今後完全に完治する方向や薬が出来る可能性もあるそうなので期待したいと思います。

 

息子がこのような病気になり、当事者になって改めて普通に健康で生きて、仕事をしたり家族や友達といれることは当たり前ではないことを実感しました。

人生はいつ、何があるか分かりません。明日が確実にくる保証は誰にもないのです。

これからは今回の病気をしっかりと忘れずに、もっと1分1秒を大事生きていこうと思います。

そして、今回このような難しい手術を無事にしてくれた先生達には感謝しかありません。

また、サポートしてくれた家族や会社皆さん、お世話になった各病院の的確で迅速な対応があったからこそ、今現在の暮らしがあります。

本当に沢山の人に助けられていることを感じました。

本当に皆さんありがとうございました。

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