みなさま、こんにちは。北川です。
先週火曜、立花隆さん享年80の訃報が報道されました。
週刊文春記者としてキャリアスタートし
数多の著作を遺した作家・ジャーナリストです。
同ジャンルの柳田邦男さんより多作ですね。
本日は決勝T直前コパ・アメリカ経過はさておき
(未来を先読みしてきた)いわゆる知の巨人を悼み
後世になにを遺したのか振り返り考察します。
みなさまは、子どもの頃から今に至るまで
読書って多読でしたでしょうか。
私はインターネットがまだ無い時代に学生時代の多くを過ごしたため
中学生くらいまで活字中毒でした。
新聞まで隅々読んでいた位ですが、他方ジャンルには偏りがあります。
歴史物、フィクション、SFに疎く、評伝や時事ネタ等ルポ、実用書を
好みます。ということで沢木耕太郎さんや立花隆さんはよく読みました。
事実は小説より奇なり、を割と信じており一次ソースに近いであろう著作に
目がないです。推理小説など縁遠く都筑道夫さんくらいしか知りません。
故人へはなしを戻します。
立花隆さんの原稿に至る迄の膨大な取材は有名です。
なかには使わないソースもあるわけですが(本題の組み立てで不要なものは割愛)
時間とお金を掛け
事実を追い求めては仮説をたて
検証する材料を更に集める。
そうして出来た「田中角栄研究」と疑獄裁判の傍聴記は
新聞記者は到底及ばぬレポートとして有名になります。
さらには「宇宙からの帰還」で名声を得て、経済的および
社会的にも地位を確立し、作家人生の基盤を築くこととなります。
いづれも日本社会の大きなエポックについて論じたのが
キャリア後半個人の関心事に傾倒したのと大きく違うところです。
ベストセラー「宇宙からの帰還」の印税はハイエンドオーディオと
10万冊の書庫を兼ね備えた小石川の自宅建設に消えたそうです。
(下画像、黒いビルが自邸)

일본의 유명 저널리스트인 다치바나 다카시씨가 책보관과 집필을 위해 만든 고양이빌딩. 신문에서 보던 빌딩을… | Flickr

後年、脳死や人工知能、癌治療(自らの闘病も題材に)先端医療など
人類の進化、科学技術発展について著作が増えますが
90年代のビル・ゲイツに、シンギュラリティの質問をしつこく続けた
逸話が好きです。
そんな学者ばりに自らのテーマを奥深く調べつくし、原稿を量産した
ストイックな作家とは、いまをきらめく元NHK・池上彰さんの対局と
いえましょう。
テレビ出演で消費されることなく、出版業界で立場的に許されたマイペース。
企画をたてては長い取材期間を設け、まだよくわかっていない世界を
紐解いては世間に開陳してくれた偉人。
おそらくはそのように認知されているかと思います。
後年テーマが科学分野でやや難解になり、一般市民の関心事から
乖離したようにも思いますが、題材選びも作家としてストイックな
一面のように感じます。
その一方、母校東大で先端研の特別授業出講も引き受け
学生相手に、朝まで飲み会に付き合う器量も持ち合わせた
昭和のおじさんでもありました。
70年代は新宿でガルガンチュワという小さなバーを経営
していたくらい元々泥臭い人間関係、対話を好む市井の人
でもあったわけです。
ワインにくわしく、独特のくしゃっとした笑顔、
雑談と気骨のギャップに
魅了される男女は多く、大層女性にもてたそうです。
最近数少ないテレビ出演番組の追善再放送がいくつか
ありました。
NHKのとある番組で、シベリア抑留から生還したある画家
について
追憶の旅の様子を放映していたのですが、なぜその画家が
戦後1.5年過ごしたシベリアのみをテーマに絵画を遺したのか
当時の絶望を追体験するという内容でした。
カメラの前で嗚咽し感情を露わにする様子は、冷静な作家と
いうよりも、人間そのものの成り立ち、特定の心理がなぜ発露
するのかを常に明かそうとしていた、立花さんのポリシーそのもの
を見せつけてくれたように感じました。
多くの著作でも、科学事象を解き明かしてきたわけですが
人間の探求心 人間が人間を、もしくは人生で起こることを
理解するのに、その状況に身を置き自ら取材や追体験でなにを
考えるか、感じたかを丹念に記してきたキャリアであったなと
思います。
晩年、ご自身の疾病もあり「人の死」について論考、記事が
いくつかありますが「死は恐れるものでない、生からの連続」
といった趣旨のコメントがあります。
他方、魂を科学的に説明する仕事もありました。
ご自身の死後について墓も葬儀も要らないと広言されて
いたのも、肉体の非物質化に何ら意味を見出さなかった
実に「らしい」発言です。
人間と科学についてわからないこと解き明かそうとして
調べ尽くし、そして結論迄を膨大な著作に残してきた立花さん。
人間そのものへの関心、実際の対話、編集者との真摯な関係性
から残された多くの仕事は、自らの仮説、思索とそれを裏付ける
もしくは異なる思索を導く取材・資料で成立していました。
それぞれのテーマに没入して半可通になってしまうその熱量、
終生失うことのなかった人間への興味が、インターネット業界界隈に
渦巻く邪心と全く違った昭和の古きよき慧眼だったなと思います。
謹んでお悔やみを申し上げます。
以上長文ご精読誠に有難うございました。
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