みなさま、こんにちは。北川です。

 

毎日朝から35℃近い気温。危険な暑さです。

 

オープンエアで仕事する際は空調服しかり休憩をこまめにとり身の安全を確保しましょう。

 

新型コロナのデルタ株猛威も予想以上の脅威であり日々自分の安全を守る意識、行動が試されます。

 

自分およびご家族、周囲の行動範囲内でご用心くださいませ。

 

 

 

 

 

すったもんだの末開催中の東京オリンピックについて。

 

一昨日、サッカー男子・日本代表(U24)は準決勝をスペインと戦い90分スコアレスドローのち、延長戦前半10分で1点を失いそのまま敗戦。

メキシコとの3位決定戦へと駒を進めることとなりました。

 

画像は決勝ゴールを決めた途中出場のMFアセンシオ(OA枠選出。レアルマドリ―所属)

 

アセンシオがマークが一瞬外れた隙に好調のGK谷も動けなかったシュートを決めたのも、日本チームオフェンス陣で再三言われる「決定力」の差が試合を分けたな、、と感じざるを得ません。

 

 

今日は、試合を振り返り今回のスペイン優位性と日本の課題を整理考察して最終戦となるメキシコ戦での健闘を祈りたいと思います。

 

 

 

 

まず、スペインはフル代表メンバーが今回6名選出されたこともありここまで危なげなく勝ち進んできており、他方日本も予想を覆すゴール数で予選リーグ1位通過ではありました。

 

但し、決勝T初戦のニュージーランド戦でもディフェンスはよかったものの、オフェンスのいくつかのチャンスで決めきれず、辛うじて延長後PKで掬われた。

そう感じました。ましてやニュージーランド相手。

相手もとても堅守で、今回メンバーの日本ディフェンス陣とおなじくらいマンマークとプレッシングはいい勝負でした。

 

 

いわゆる中盤、日本は久保建英(レアルマドリ―)・堂安律(PSV)が起点となり攻撃に移る、もしくは左サイド相馬からラインを押し上げるパターンを得意としますがオフェンスラインを決勝Tでは相手ボックス側まで押し上げることができずフォワード選手へのパス供給がとても少なく(相手ディフェンス好プレイの裏返し)、結果としてシュート数が5本程度しかありませんでした。

 

自分たちがディフェンスをしている時間が長く、相手支配のボールポゼッションが長い結果、インターセプト後のカウンター攻撃の時間も短かった。

セットプレーでの数少ないチャンスも、相手に揺さぶりを掛けられなかったといえます。

 

今大会は気候のせいもあり、どのチームも選手の消耗が激しくゲームの流れを見極め交代カードの切り方も勝敗をわける要素でしたが、前述の久保・堂安を延長で途中交代させたのは、流れ的にメリットが少なかった、と思わざるを得ません。

その前に途中出場したFW上田が再三シュートタイミングを逸失し守備にしてもパフォーマンスがよくなかったせいもあります。

 

今大会、GK谷も含めディフェンスはとても出来が良く、所謂「マークをさぼって」失点がほぼなかったのが、地力で勝るスペインには根負けしてミスを誘われあえなく。

あくまで日本サイドのよい見方をすれば、そういえますし「止める」「蹴る」すなわちサッカーをはじめた選手が覚える基本中の基本テクニックがスペインは確実で早かったので、攻撃中のパス回しでインターセプトするチャンスを見いだせなかった。

シビアな目線でいうと違いが歴然と分かれたと思います。

 

 

以下整理しますと

・ディフェンスはとてもよくがんばった

・ディフェンスからオフェンスへ転換するカウンターのチャンスを得られなかった

・その最たる理由は基本技術・戦術の徹底、およびゲーム経験での実力差が露呈した

・オフェンス時に、相手へ脅威を与える極めて決定力の高いFW・MFがいない

 

最後の項は経験の差でもあり

日本人でも国内より欧州組のほうが体感的にもゲームの流れを掴むのでも長けている、フィジカルでも負けない体力・メンタルの錬成ができてると相対的によくいわれますが、大概当たっていると思います。

 

 

10年前までの失点の多さを考えると、吉田を中心としたディフェンスの堅さはとてもレベルが高くなったとおもいます。

 

惜しむらくは、ボールを奪う、さらにオフェンス時のボールを「止める(トラップ)」「蹴る(パス、シュート)」の正確さ、速さ。

さらにタイミングを先読みしてスペースを見つける能力とセンス、それと連携の熟練がなかなか向上しないな、、と

ディフェンスの各所プレイがよいと感じるだけにとても残念に思います。

 

 

今回はU-24 でのチーム組成でもありますので代表召集もOA含め各国フル代表と事情は異なりますが、日本チーム宿命の課題である決定率の高いFW、攻撃的MFの待望論が宿題として課され、今後育成での長いテーマになるかと思います。

 

カウンターからシュートまで決めきれる攻撃パターンで成功体験を積むには今回メンバーでの試合数は少なすぎましたが、課題の認識には十分な時間であったと思います。

 

 

予選では勝ち逃げしたメキシコ。

 

フランスをメッタ打ちにした恐ろしいチームだけに最終戦はとてつもなくシビアなゲームになると予想されます。

FW林、上田、前田はいつ交代してもゴールできる状態で準備しておいてほしいものです!

 

 

 

以上、非常に勿体ないと思う残念なゲームの振り返り、課題への対処の私見でした。

毎度拙文の御精読を有難うございます。

 

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