みなさま、こんにちは。北川です。
めっきり涼しくなりましたね、、
このまま長袖の季節に突入するともおもえませんがさすがに蝉の数も減りました。
本日は、もはや社会インフラのひとつになろうかとする動画共有サービス(およびそのコンテンツ)について論考します。
広義では検索サイトともいわれます。
インフラとは省庁までもが情報公開に使用するが故です。
youtubeをグーグルが買収して10年以上が過ぎました。
グーグルは広告出稿モデルを確立し、他メディアでもおなじ仕組みですが、広告主は後を絶たないためCVRが低い広告をひたすら垂れ流しています。
ビジネスモデル、収支としては御の字。
視聴課金プランはさっぱりのまま、、、
広告の尺を長くすればストレスから課金ボタンを押す人は増えるかといえば、ユーザによる広告主への誹謗中傷のとばっちりを喰らうためそうはならないでしょう。
広告主から、メリットが薄いまま出稿料金を吸い取りつづけるとはさすがです。
冷静に考えるとYouTubeが視聴者、動画投稿者にいったいどれほどのメリットを提供しているのか。
サービスの付加価値を増やせたのかといえば、大昔ADSLの時代から技術的にストリーミングの最適化を実現してしまったため、無料のプラットフォームとしてこんなにも魅力的なものはなかった。
投稿者からはユーザがうなぎ上りに増え続けるサービス他にないだろう、ですね。
当然広告主にも魅力的なはずです。
グーグルが唾をつけるのも遅かった気がします。
20年くらいまえ、まだニコ動もなかったころ、回線速度はいまほど早くなく料金も高かったです。
そんなまだスマホがなかった時代に10分以上の動画が途切れなくさくさく見れる。
これは画期的でした、しかも無料。
当然わいせつ、残虐、著作権法違反コンテンツは削除され当初秩序は保たれていましたが、広告モデルがなかったため、いわゆる人気ユーチューバーが登場するのはグーグルがオーナーになってからです。
そこからのユーザリーチを目論む玉石混合の動画投稿の過当競争はごぞんじのとおりで、日本では「ヒカキン」という寵児が生まれます。
個人的にまったく好きになれないのですが、、、
子どもになぜ受けるのか研究しつくした成果ですね。
わたしは「暇つぶし」という行為が苦手です。
ゲームをしたりパチンコをしたり、マクドでだらだらしたりまったく行為後になにも残らない(自身でストレス解消を体感できるなら構いません!)そんな時間の使い方が苦手です。
それくらい30代以降時間に追われる生活をしてきており、すきま時間に仲間とたわいもない雑談をしてなんらかアイディアの一端をつかまえる、一瞬の爆笑を産む工夫のほうが当たり前でしたので
ヒマがあると考える人が不思議でした。
そんな人間からしますと、「ヒカキン」の努力の結晶に夢中になる子どもは量産される「無為な行為」の視聴に没入してるかに感じるのです。
せんないもん...そない見んといてや、です。
もちろん、いまやユーチューバーも立派な職業です。
チャンネル登録者、再生回数が百万超えにより立派な収入が得られます。たった一握りのビリオネア。
毛頭差別する気もありませんし、ヒカキン自身多額の寄付行為をおこなうことでも知られており、バランス感覚は見事と感じます。
但し、ユーチューバーがたまにテレビに呼ばれて出てくるときのいたたまれない違和感たるや、発信のみで勝負と他出演者とインタラクティブの違い。
実社会での「相対価値」を反映していると感じずにいられません。
子どもが釘付けになる数分の「動画」、TikTokもそうですが一発芸がお金になる(昔ならお笑いタレントで下積みを得て知名度仕事を増やすしか道はなかった)このことは無数の人に夢をみさせたのかもしれません。
ですが今度は再生回数稼ぎ競争が炎上芸を産むことになります。
まったく以て笑えません。
そもそもなにかしらウケるコンテンツを生み出し続けるのに才能は僅か、膨大なインプットがないと基本ムリ。
ということをグーグルはセミナーでも開いて(澤円さんなど)投稿者たち、視聴者たちへ啓蒙してほしい。
人の親からすると道義とすら思っています。
インターネット業界では、お金、収益こそ優先事項、モラル形成、自主規制が甘いと常に言われ続けてきました。
そんな裾野でMoocなど学習コンテンツも運営されているわけですが、アマゾン、グーグルにCSR予算が1ミリオンでもあるなら
子どもたちへ 瞬間の刺激だけがすべてではない。
自分で考えることなしに人生は有為なものにならない。
そう伝え続けて欲しいです。
おりしも中国では児童の平日オンラインゲーム接続が遮断規制されました。
日本も真似してほしいものです、、、(200万人は同じ思いの親がいるはず)
それほどに、まだ無知な子どもを刺激物だけに依存させ収益をあげても世の中、社会には不利益しかない。
遠望俯瞰するとそう思わざるを得ません。
なんとも堅苦しい、教条的な主張になってしまいました。
恐縮です、、、バランスがなにごとも大事です。
中国4000年の歴史から彼らはそう自戒するそうです。
かつてドリフターズの生放送番組が全国のPTAから非難を浴びました。
ユーチューバーと似たような話かもしれませんが
「再生」視聴できなかった当時、想像と記憶力で反芻していたのは味わい深いものです。
そして、いかりや長介さんという怖い目付けがいたお陰で均衡が成立した。
とまれ、こどもをダシになんでも野放図に商売されたら困るなあ、、というお話でした。
Wi-Fiがない環境に1年間こどもを置いたらどんな変化が生じるか、そんな社会実験をしたくなる今日このごろです。
毎度拙文ご精読をありがとうございました。
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