みなさま、こんにちは。北川です。
先日の東京神奈川での震度5強震。
自宅にある額装したポスターがおちて割れずにすみ寝てる間や不在の間でなくよかった、、と安堵しました。
余震がなくもっけの幸いでしたね。
先週はスウェ~について考察しましたがはたとおもいつきました
慇懃無礼とはちがいます
ていねいに。
壁をつくるのではなく、愛嬌あるのが前提です。
おもに家族間の摩擦軽減のはなしでした。
今回は、昔からの友人、知人とちぐはぐになるケースのはなしをします。
外部環境と自意識のバランス、メタ認知※についてです。
※自己を俯瞰、認知を「認知」する思考。ビジネスにおいて有効とされる
個別「[書籍][1967]『ある広告人の告白』デビッド・オグルビー 西尾忠久 松岡茂雄 訳」の写真、画像 - 『創造と環境』Fotolife
友人で、広告の仕事をする専門家、CD、AD、Gデザイナー、コピーライター、写真家、スタイリスト、撮影美術さんなど、業務上自由な発想をもとめられる人たちがいます。
先週のはなしを引き合いにだすと右脳派ですね
完全に左脳派の自分からしますと、損得よりも自分の感覚・主観を優先する人々(全部終わってからはじめて見積するなど、コスト意識がないケースも)仕事上ゆるされる周囲を顧みないある種の傲慢さ。
実はこれがたいへん苦手です。
あと締め切り以外には時間の概念がゆるいのも。
営業からすると子どものルーズさにガマンする親のようです。
会話がふわっとしており、気分で行動し、インプットは多方面から自分の世界観をとおして思考をめぐらせては(ときに劇的な)アウトプットを生み出す。
個人的にはいささかマイペースなのに渋面しかない。
会話をしていても基本半径5mくらいしかみていないようで、いまいち噛み合いません。
協調性に欠けるのでしょうが、これもまた「スウェ~」だとおもっています。
大人のやることなので。おたがい云い過ぎないのは大事です。
自分の気の向くまま、やりたいように考え抜くことで私体験と自由な発想からあらたなコンテクスト・ストーリーを産み出す。
気が遠くなる作業ではあります。
とはいえ渡世、仕事仲間と仲良くするくらいの器量はあります。
いくらわがままにみえても大人です、ビジネスパースンなんで。
デジタル一辺倒のCAやオプトにはない世界観です。
営業がスタッフをなだめすかして、なんとか納品間に合わすのは百年一日のごとく日常。
そんな古い友人が2名、某社執行役員へ2年前昇進しました。
偶々同じ会社に在籍しています。
2000人もの従業員がいる広告業界でも有名な会社です。
立派な上級管理職で部下にあたる人たちが100人以上いるわけでかれらの査定も当然します。
ふたりとも中途入社なのでよほど優秀なのでしょう、喜ばしいことです。
ところが2年まえ二人に彼らのオフィスで会ったとき、どちらも疲弊感からなのか、物静かであまりしゃべらないのです。
いまや「社外の人」のまえでよそいきだったのかも。
もちろん会社の機密をいえとか言ってるわけではありません。
たぶん日々の決裁、計画進捗、トラブル沈火で頭の中がいっぱいなのかと。
中年は疲れて空元気もでない。
会議室で話した翌週に、別の同級生が催し30年ぶりの会食をしましたが、ばんばん電話がかかってきて挙句23時に会社へ戻る始末。
会社でうえから20番目くらいのエライ人がそこまで酷使されるとは、あまり労働時間短縮はすすんでいないようです。
以上は完全なエグゼクティブ2名の場合なのですが、まったく別の有名プロダクションで、TVCFの品質管理をする幼馴染がいます。男性です。
むかしのいつも😊してる記憶しかないのですが
最近会うとまったく笑うことがありません。表情に乏しい。
自宅も近いのですが。
将棋指しのように考える時間がながいことで有名な彼はいまやあまりしゃべらないのです。
仕方なく自分がもっぱら話す羽目に。
むかし自分が案件ごとにスタッフを集め、CL依頼内容の説明をするとき声がけしない限り自分から意見をいわない人はいました。
(どうやら仕事のアイディアをかんがえているようでしたが)
泰然として予算とタイムリミットばかり気にするのです。
そして大概はもっと猶予をもらえと宣う。
企画会議もまきを入れないと回を重ねられない、スケジュールが進まないのは日常茶飯事、身内の敵のように殺意を抱いたこともありました。
言葉が過ぎました、、自分の熱意が乏しく一肌脱いでもらえなかった。
そんなところです。わたしにも責任はありますね。
爾来、広告の仕事が人間の寿命を縮めることは有名です。
NYC、LDN、東京でも、いまどき60代で死を迎える人は後を絶ちません。
心身健康な人のほうが少ないようです。
死因もおもに終生つきまとうプレッシャー、ストレス、不摂生によるもの。
スーパー社長であるタグボート・岡康道さんも多聞に漏れませんでした。
真木準さんも。才能と努力を出し惜しまない偉人が古希を迎えず世を去ります。
有名人ほどはやい。
おそらく後悔ないとはおもいますが、残された現世の関係者はこぞって故人を残念がり悼みます。惜しむらくは才能の死滅です。
以上の逸話で、3人の友人のはなしをあげましたが元々仲がよく、楽しく喋る時間くらい少しはあるだろうよ、とおもってるのは自分だけで、仕事と家族のことでかれら脳内のバッファがなくなるのは、どうすることもできない。
また、プライベートのつきあいで取り繕うメタ認知をするまでもないということでしょう。素のままで疲弊気味。
仕事の付き合い以外では、みんな友人はすくないというかごくわずかな自分ひとりの時間を大切にしている模様です。
2、30年経つと会社員の社会における立場・役目もかわります。
必然物の見方もかわります。変わらずにいられる人も稀でしょう。
能力があって独立しても早死にしてしまう才人の傍ら
電通を辞めても電通なみの高い見積もりをだすことで知られる有名人がいます。
いやな人とは仕事せず機嫌が悪くなることは一切なくなったそうです。
いろんな生きざまを横目にしながら、どちらがよいのかは、つくづく死ぬときまでわからないと思う。
いまは変わってしまった昔の友人に会うと懐かしさが失われた寂しさを一瞬覚えますが、自分は自分の人生で精一杯努力するしかないな、とあらためて思い直すのです。
アドマンたるもの生活者インサイトを一番よく想像できるはずの彼らが乖離してるようにも感じすこし残念な気がします。
但しそこまでロジックで生きてるはずもなく仕方がない。
尊敬するマーケターであるNMさんは、67歳をむかえ意気軒高、まったく老け込むことがありません。
あんなによく喋る年長者は見たことがないくらいです。
関西人なので優しく慈愛にみちた表情で毎日まちがいなく話が面白い。
大先輩には、生きてるうちに何時か会食でご馳走させてほしい。
そう柔らかい約束をしました。
むかしの疲弊する仕事ばかりの合間に、愉快なとても頭のよい御仁とも
一緒に仕事できた僥倖には感謝しかないです。
ただ苦しい疲れることばかりでなく、楽しかった傑物との思い出だけが記憶を浄化してくれるのかもしれませんね。
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