みなさま、こんにちは。北川です。
NPBペナントレースでセ・リーグのタイガースが開幕9連敗という偉業を達成しました。
フロントは渦中の矢野監督を更迭しない由わざわざ明言したのち、ようやく初白星。
ジャイアンツと違いOB連が現役をこき下ろさないのは流石のタイガースたるゆえんです。
先日、カープ黄金時代について触れましたが、80年代までプロ野球選手の(私服)ファッションセンスは今考えると極道の人たちに近いものがありました。
イチロー国内デビューのころから漸く一般人に近づいてきた感があります。
そのむかしは頭も悪いとよく揶揄されたものでしたが...
人は、いきおい見た目でその人物を判断しがちです。
本日は「おしゃれ」「粋(いき)」について考えたいとおもいます。
信頼をおける装いとまた違う、印象にプレミアムがつくはなしです。
というのも、時節柄新入社員や進学した新1年生の姿をよくみかけるもので洋服がよく似合うさま、一般的な若者がノームコアからあまり逸脱しない理由などふと思い巡らすとじつに長い時間をかけて変容してきたなあと感じます。
そのむかし、まだ情報源が(テレビや)雑誌メインであったころ、洋服を買うのは雑誌でみた写真、お店の住所電話が頼りでした。
ECがなかったころ、洋服を買いに行く・探すのは実に時間と労力が必要でした。
まったく信じられないでしょうが。
靴、めがね、時計、すべてお店へ買いに行っていたのです。
ややレアなデジタル腕時計をしてたまに飛行機に乗ったなら、まさかとなりのシートの女性がおなじ時計を腕にはめていてびっくりしたこともありました。
学生時代に。
再生産が利かない古着のジーンズを探しまくって、サイズが合うものを10本くらい次々買ったことも大昔にありました。
いまのノームコアが想像つかないくらい、洋服の新陳代謝は激しく毎年なにかしら新しい服を買い足しては、たんすの肥やしを増やすのもメルカリや古着買取がなかったせいです。
結婚まえに女房とフリマ数回で嵩張るものは粗方売りさばきました。
それと洋服を選ぶ際、スポーツをするなら、用途にあう機能性やデザインと耐久性で選び、仕事でスーツを着るなら、モードかトラッドかクラシコかで選び、カジュアルなら、モードかナードかはたまたロッカーかモッズかなど、自分の体形やつるむ友人たちと相談しながら吟味していたものです。
すなわち、ZOZOスーツが出現したときに洋服えらびを楽しみとしない食事と一緒でなにも考えずにノーマルをだれかに決めてもらいたい意志の存在に驚きました。
靴一足にすら、主義主張はあるとわたしは思っています。
一年中おなじ2足の革靴を交互にはいていても、手入れをすれば長持ちしますしそもそも革靴はリペアしながら10年くらいは保ちます。
良品をながく使うと高くても普通に元は取れますし
それと
洋服の着方でなにより肝要なのはよくいうTPOと、なによりもサイズがそのひとに合っているかが一番よく見える理由なのです。
それを意識してるかは、いろはのゐではないでしょうか。
おしゃれと近い概念に粋(いき。関西弁では、すい)があります。
これは派手を好まず、地味だけどハイセンスといいかえられます。
たとえば。スーツ等ジャケット袖口にかならずボタンが3-4個あります。
現代では飾りですが、むかしは腕まくりできるよう、ボタン穴がきちんとありました。
これを本開き、本切羽といいますが、3-4千円でテーラーが開きとボタン穴をつくってくれタキシード以外では可能です。
女性スーツにもそんな伊達があるのかよくわかりませんが、ボタンとボタンホールでおよそ洋服の価格帯はバレます。
和装の世界ではこんなうんちくが山ほどあります。
しかもいちいち値段が高い。手入れもはんぱない。
それをこれ見よがしに着るのではなく、当たり前のように着こなすのが「粋」です。
イギリス人のやせ我慢に近いかもしれません。
心意気とか細部のこだわりなどとよく例えられます。
粋の究極は故細川俊之さん※が、まだ無名のころ1本しかないパンツをオーディションのたびにきちんと大切にプレスして新品のようにきれいに着てると、大抵受かって役を得たという逸話です。
お金のあるなし、ではないのです。
自分に何が似合ってるか、よく見えるかを知っているのがおしゃれ上級者といえましょう。
iovawag: “THE 92ND ACADEMY AWARDS 2020 JOAQUIN PHOENIX - Best Actor in a Leading Role - Joker (on photo: Joaquin Phoenix and Rooney Mara) Photo: Greg Williams / Instagram ”
☝ジョーカーで話題をさらったオスカー受賞直後のホアキンと奥様
※いわゆるダンディで有名、フレッド・アステアのようなミュージカル俳優。故人
以上、朝夕みかける新高1らしき学生たち、新社会人がもったいないなーとおもう今日この頃です。
写真で撮られる機会がなくても、きっちりした所作と着こなしは人の姿勢を正してくれます。
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