みなさま、こんにちは。北川です。
毎日暑い、けれどマスク。昨年もそのまた前年もそうでしたが。もはやマスクなしで応対に現れるお客様もおられ、ウィズコロナをひしひしと感じます。くれぐれも熱中症には用心しましょう。
小学生の倅が夏休みになりました。毎日昼ご飯を用意せなあかん苦行の毎日です、給食の有難さよ。偏食の人間は自分が食べられるものをひとつ残さず書き出してほしいもんや、、
夏休みと宿題はいわずもがなセットなのですが、自由研究と読書感想文はいまでも必須です。早々に選択した課題図書も入手し自由研究も電車関連と決まり、あとはどんなペースで進めるかだけ。
小学生の宿題といえば、8月31日に泣きながら親子総動員で必死に空欄を埋めたり日記を創作するのが昭和のまんがではよくあったものですが、いまやそんなに大量の宿題はでないようです。すっかりゆとり時代ですね、、
倅を含め最近の小学生は作文がたいへん苦手であるそうです。
小5の前期に自宅学習なる毎週課題があり、興味ある事象について調べ考察をA4一枚に纏めていました。作文は考察だけで、調べた内容はサマリーにするのですが、まず小学生の生活する狭い世界ではあまりねたがありません。なによりも、なぜそれを調べたか、結果なにを感じたか、について作文を助けるため尋ねるとやらされてる感満載のみじかいコメントがかえってきます。心底苦手な模様。
これが読書感想文となると、苦吟間違いなし。
巷でもよく言われていますが、動画視聴やゲームの時間が長すぎる弊害として、文脈を考える、想像する、および他者へ伝えるために言語化するのが億劫ですぐ音を上げる、わからないと言ってしまう現象と実感します。家人もわたしも読書や雑文作成はまったく苦にならないので、子どもの心理へ近寄るのになかなか苦労します。
普段の会話でも、いわゆる子どもの説明は要領得ない、訳分からん、と知人はみないうのですが、この機会に思考の整理、「言語化」をすこしでも理解してもらおうと思い、課題図書をチャプターごとに一緒によんではメモをつくっています。助言しながらまとめさせてるわけです。
メモを纏めサマリーを読み返せば、なにについて書くかは絞れるはずと踏んでいますが、、先は長い。
大昔ゲームが生活必需品でなかったころ、読書は楽しみでした。もちろん漫画もですが。
文庫本という数百円で買える書籍があるのを中1で知るとまず新潮文庫の星新一を次々に買ってきます。フランス書院まで揃える友人も現れ、文豪ではない現代作家 椎名誠、銀色夏生やジョン・アーヴィングなど当時のはやりをみな乱読します。
椎名誠さんは多作であったので自分の楽しみは持続し、沢野ひとしさんの随筆もとても好みでした。阿刀田高さん沢木耕太郎さんなどいまだに思い出す本も当時初読したことになります。大人である作家が書いた小説やエッセイは、まだ中学生が経験していない、見たことのない景色を言語化したものが殆どですからまさに「想像するしかない」のが楽しかったのでしょう。なんでも手元の端末検索と動画で仮想現実のように認知してしまう現代人からすると、平安時代のような昭和後期の現実です。小学生時分もひたすら漫画とおなじくらい本を読む行為に没入していた記憶があります。
むかし徐々に増やしていったレコードもそうですが、スルメのように何度も長くあじわう書籍が誰しもあるとおもいます。安西水丸さんの「メランコリーララバイ」がわたしのスルメ本といえます。あえなく絶版となってしまいましたが、大昔の電通マンたちの肩で風を切る勢いがなつかしい限りです。私小説ですね
ただしもちろん、本を読まずとも立派になった大人は山ほどいます。
某有名会計士が毎日のように自分の人生におけるゲームの果たす役割について発信しているのですが、夜中仕事を片付けゲームをプレイする時間こそが彼の命を延ばしているようです。
会計士になれるくらい孤独な学習を持続させる冷静な自己分析ができれば、いくらゲームに時間を費やしても親として不安はないのですが、現実はしょうむない動画に見入って人の話を聞いてない有様をみるに百億光年ほど遠いな、と嘆息しかありません。かように育児とは我慢と駆け引きばかりで一筋縄ではいきませんね、、
読書の効用とは、他者のさまざまな価値観を認知受容したり、自分の視野を拡張できることだとおもうのですが、ググって無料で入手できるテキストだけで得られる情報には限りある。はやく倅に気づいてほしいものです。
以上、毎度拙文ご精読を有難うございます。
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