みなさま、こんにちは。北川です。
暑さにも慣れてきたと感じるのは気のせいでしょうか。映画シャイニングを見返して涼を求めています。
先日、近所のフットサルパークまえで、プレイしに来た知人Tさんに会いました。
世田谷に13年住んでいた独身時代、よく飲み歩いていた仲です。当時の彼の住居の1階がGという飲食店で、そこのお客さんでチーム組成しているそうです。
Gにはわたしもよく行きましたが、お客さんたちは基本良いひとばかりでみな仲良く、別の店に約束していったり家が近い、いわゆる飲み仲間同士でした。但し、天邪鬼のわたしにとっては会話が実に味気なく、、、あまりにも普通過ぎて自分が仕事でつきあう人々のノリと会話とはエライ落差を感じまして、だんだんと疎遠に。見事に肌に合わなかった。
そんなころ、御近所の左大臣ことNさんを世田谷通りで見かけ、一緒にZというバーに入りました。当時の私の家から徒歩3分のもっとも近いお店です。Nさんの家に泊まったらば、二十日鼠を大量に飼育していてびっくりしたことがあります。
のちに育児のため世田谷から川向う神奈川に引っ越すまで、地元では有名人のオーナー女史ほか、お店の楽しいお客さんたちと以降は毎週ハングアウトしていました。そんな友だちが3人も自分の引っ越しを手伝ってくれたのはご近所ならではの有難みです。
なんというか、Zのほうがお客さんがフランクで若い男女が多く、話が盛り上がること度々、よくみんなお店の二階のこたつで、力尽きて寝てから朝帰ったりしてました。世界一小さいバーと外人が称したZは、カウンター5人くらいしか入れません。椅子を全部外にだして9人くらい。カウンター内も1名しか本当に入れないのです。
オーナーがとてもフレンドリーで初対面の人だれとでも親しげに話し始めています。礼儀知らずな若者がいても説教するでなし、人はみな自由をつらぬく生活ポリシーなのでした。おもいおこせば、おせちを店にもっていって正月から酒盛りしたり、花見LDRとして朝世田谷公園で場所取りにはげんだり、お客さんみんなで伊豆の温泉旅行に行ったり。みんな仲良かったし、まだ若かった。
そんな手放しでみな仲いいよ、といえる雰囲気はGにはありませんでした。所在無さげなのです、わたしにとっては。
ところが、Zに毎日行くようになるとまったく気兼ねなく、みんなと話せるのです。だれかの悪口をいったり小馬鹿にしたりする不届きものはおらず、心やさしい人たちばかりでした。
この快適さの違いは、Gのお客さん家で宅呑みしていたときの「つきあい」で過ごす時間の居た堪れなさをおもいかえし、「相性がよくない」お客さんたちと、Zの「好相性」の人たちと一体なにが違ったのか、、といまでも思い返すことがあります。
店の客層がちがったといえばそれまでですが、違和感の正体をつい考えてしまう。ひとたび打ち解けたならばつきあいを続けるべきと思っていた、漠然とした誤謬に後年きづいたわけです。
Gのお客さんでトヨタ自動車のプロダクトデザイナーJさんが居ました。あきらかに他のお客さんからすれば異質で、お店のオーナーもそのうち来なくなるだろ。といってたのですが、どっこい家が近いので度々来られます。
なんというか、のちに上司とけんかしてHYUNDAIに転職するくらい気骨ある人だったのですが、いまもプライベートの仲間としてフットサルや飲み会に参加してるようなのです。Jさんはなにかを我慢してまで時間を過ごす行為はしないだろう、とおもっていたので実に意外でした。疎遠にしていった自分からしますと。
類は友を呼ぶ。朱に交われば赤くなる。爾来、仲間はさらに仲間を呼び寄せるといわれてきました。
もちろんプライベートのつきあいでも、礼節や周りに合わせる常識は要ります。
では、なぜGでは会話が合わないなあと感じ続けたのか。冒頭のTさんとはとても親しかった手前、Gのお客さんとも仲良く話をしないことにはそこに居る必要ないわけで、まだ若かったわたしは違和感の正体にはやく気付かなかった。
人が必要を感じ現状を脱するには
・自分の考え、習慣を変える
・周囲の環境を変える、つきあう人間を変える
・上記どちらも実行
仕事もプライベートもおなじことがいえると思います。つくづく選択肢が限られる田舎暮らしは合わない性分だなあと気づかされました。
Jさんは単に飲酒がすきなだけで、こだわりはなかったのかも知れませんね。
わたしの場合、上記2番目でフィットする人たちに偶々巡り合いプライベートの不燃焼感が消えたのはラッキーでした。
以上人付合いのユニット、コミュニティの話題になると、かならず思い出す顛末でした。
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