みなさま、こんにちは。北川です。
最近、妻のちょっとしたアドリブネタがすべります。実にイタイ。むかしは面白いうっしーとして名を馳せたのが嘘のよう。得意げにハナシ始めると見事に滑る。いったいなぜか。
広汎なインプットがむかしより減ったせいか、いよいよ前期高齢者として傍若無人な老害を発揮してるのかと訝しむくらい本人は照れもありません。あまり目立ちたくないようではあるのですが、悪目立ちしています。声はおおきいので。。
おもうに、息子(子ども)を産んでから女性の人格人生が変わるのは、うちもご多聞に漏れません。まるで共産議員が自民に鞍替えしたくらい一気にコンサバ化しました。とかくラジカルな言説を嫌がります。
ですが。子どもへのインプットやしつけにいかなるリードをしようとしているのか、やや不明瞭で尋ねても言語化できません。信念の人はとかく頑固なのですが、すでにひとつの人格を持つ子ども相手に自身の哲学を押付けすぎるのも互いにムダな労力に感じます。
子どもとは無為な行為を重ねる生き物で、効率や経済合理性をしかと理解できるのははやくて20歳くらいではないでしょうか。子の精神年齢が高まるにはまずガマンして見守るしかありません。
他方、身体について。最近一般女性にも顕著な美容整形(特に顔面)について。身近な若い女性が何人も自ら明かしてくれるので、気になってすこし研究してみることにしました。
最近読んだ興味深い書籍があります。
北条かや著「整形した女は幸せになっているのか」
昨今カジュアルに低価格した美容整形手術をうけた女性たちにインタビューをかさね、動機・プロセス・術後周囲と自身の変化等丹念に記し、ついに整形課金数千万の作家・中村うさぎさんにもロングインタビュー。美容整形の現在地がことこまかに記されています。
女性である筆者が綴る目次のなかに、自分の顔は他人のもの、と書いてあります。自分がより満足するため手に入れた顔面は他人のもの、他人の評価である。いったいどういうことなのでしょうか。
その真意は、課金して満足を得た外見は他人のリアクションの変化で自覚できるという考察です。他者を介して認知。もちろん外見だけのはなしです。
昨今の美容整形の動機として、いまのままで不満ではないがより理想のすがたに寄せたい。元々ルックスに自信持つ女性がさらに満足度をたかめるために施術をうけるそうです。コンプレックスが主訴だったのはいまや少ないという。
この背景にはスマホの普及、有名無名自撮りの氾濫、有名人アイコンのデファクト化が背景なのは自明で、著名なSNSアプリInstagramもルッキズムの助長を公聴会で認めています。アメリカでも若年層に美容整形はポピュラーなのです。
ここまでお読みになり、人間の価値はそんなにも見た目で決まるのか?と疑問を持つ方も多いかとおもいます。
まさにそのとおりで、前述著作インタビュー内容にも、整形が成功しても当然性格が変わるわけでなし、自分の中身が変わらなければ人間関係も良好にはできない。という思慮深い述懐があります。
回答者は女性ばかりで、いきすぎた醜形恐怖観念が動機の人もいます。ですが、見た目で人生が異なるのもまた女性の一生といえます。内面は別として。どう向き合うかは自身でじっくり考えるほかありません。いまや駒崎弘樹さんのように著名人男性にも似た心理があるようです。見た目で好転をという
幸いにしてうちの倅はふつうの顔、すがたをした男児なので、女性たちがときに幼少からもつ複雑な葛藤を親が気をもむこともない。とはいえ、中身の発達に呆れる悩ましさはまだまだ続くのでした。自我の確立とはほんとうにむつかしいものですね。
毎度拙文のご精読をありがとうございます。
フランクリン・コヴィ「7つの習慣」に依れば、精神が知性・情緒・肉体をつかさどるようです。
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