代表の佐藤です
先週、米国立アレルギー感染症研究所の長年所長を務めていたアンソニー・ファウチが退任にあたり公聴会が行われました
ファウチといえば、米政府の新型コロナウイルス感染対策を指揮した人物です
あくまで米国内の対策とはいえ、米国の発言影響力を考えると、全世界の対策に大きな影響を与えたと考えられます
いわゆる大権威の一人といえます
が、驚きの発言が随所にありました
マスクについて、いつどこで誰と議論したのか覚えていない
ソーシャルディスタンスについて、いつどこで誰と議論したのかも覚えていない
それら科学的根拠を発信した覚えもない
つまり彼の感知しないところで、いつの間にかそのようなことになったということです
"誰か"のちょっとした発言が、尾ヒレ背ヒレがついて拡散し、日本に到達するころにはいわゆる"アベノマスク"が配布され、ソーシャルディスタンスは2mと定められました
日本では、さも訳知り顔の"有識者"たちがこぞって飛沫到達距離が云々と"御説明"をして回っていましたが、それには何の根拠もなかったのです
"空気"です
"ノリ"です
"みんなが言ってるから"です
そう意識せずとも互いが互いを監視することになり、そう行動せざるを得ない状況が醸成されました
これが"顔のない支配者"ビッグブラザーです
なにか混乱が起きると、わかりやすい"敵"を想定し、それを打倒すれば素晴らしい世界になるかのように喧伝する人がいます
例えばブルジョアとか、ヒトラーとか、ロスチャイルドとか、金融街とか、ユダヤとか、日本では昔でいう"不良鮮人"とか今なら"クルド人"でしょうか
確かにそれらは"敵"のように見えるのですが、それは彼らが取る行動によって敵認定してしまっているだけです
"敵"に見えるそれらの存在も、その行動を取るための理由がそれぞれあります
その理由のほとんどが実は事実誤認であったり、先のファウチの話のように「誰が言い出したかわからない」ものが暴走・拡散していったり、それがまた事実誤認を加速させたりしているのです
その事実誤認は、「常識」という姿で刷り込まれていきます
普通、常識は異常とは認識できません
でも、ジョージ・オーウエルの「1984年」の中の"常識"がいかに異常かは読者という立場なら誰でもわかるのです
ビッグブラザーなんていないのです
一人ひとりの中の「常識」が暴走し、怪物と化したものがビッグブラザーという虚像を生み出していくのです
嘘を嘘と見抜ける力が必要です
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