みなさま、こんにちは。北川です。
先月誕生日をむかえ、いよいよ残り時間と生命保険の最適化を考える時期にきております。 老境著しいわたしの両親はさいわいにまだ歩いて喋れて、内臓疾患等器質劣化もすくないほうでして、老化にきづいたのは「耳が遠いな」「聞こえにくくなってきた」くらいです。とまれ人間の老化について無視できないさなか。週末をちかくの友人宅ですごしていると、あることに気づきました。
友人Rはわたしと1歳違い、ポルトガル人母と日本人父のハーフでブラジルから日本に中学でもどり、以来神奈川にすみ日本で就職し途中5年間デンマーク赴任もありましたが帰国後も神奈川県に住み続けています。同居する相棒(事実婚、内縁妻)はわたしと同齢で愛媛・広島そだちなのですが西日本の訛りがなぜか皆無の不思議な女性です。年齢がちかいため、わたしたちは仲がよい。
ふたりはけんかしながら仲がよい、トムとジェリーのようなわーわー小競り合いをしながら日々生活しており、4年前からその様子はよく知っています。ちなみに、2人とも過去に2回離婚しています。モテる男女のたどり着いた幸せといえましょう...そういうことにしましょう
相棒Kちゃんは、わたしの妻も高齢ゆえそうなのでよくわかるのですが、社労士として老体に鞭打ち週5日はたらいていて平日夜や土曜は草臥れ果てています。口をひらく元気もない、とはこのこと。Rも人間の身体はこと女性が頑強と程とおいことはよく理解しているのですが、エンジニアである彼は「憤り」を看過できない性格で理不尽なこと、不躾な云い方に「瞬間湯沸かし器」と化すのをわたしは見慣れています。
先週はアンガーマネジメントについて二人で議論したくらいRは自重したいねがいをもって生きています。疲れ果て機嫌のよくないKちゃんとちいさな紛糾が発生するのですが、ここが老境のいいところ。5分くらいすると「ごめん、云い過ぎたわ。おれが悪かったよ。ごめんね」とみずから鎮火できるのです。流石。だてに半世紀生きて離婚を重ねたわけでない。
ふたりは、幸いに私が遊びにくるのを愉しみにしてくれているようで私もワインやチーズなどをみやげにいそいそと、あたかも親戚宅のようにほぼ毎週立ち寄ることにしています。ごはんもRが3人分つくってくれる。海外生活が長いRは家にだれが居ようと細かいことを気にしないのです。テキサスからきたジェフを泊めてあげたり。
ケイちゃんはTVのあらゆる番組、ジャニーズの嵐が大好きなごく普通の感性の持ち主で、週末はDIGAに貯めた録画番組をひたすらみては消化するルーティンがあります。まあ3名様でTVをみながらあーだこーだ四方山話や時にむかし話をつづけ、ワインやビールを飲んではRの自宅マンションを理想に近づけるリフォームプランのはなしなどをしています。
ふと、きづくとその会話のようすがアラフィフなれど半生の総括のようでもあり、隠居した老夫婦と近所のおっさん(私)にみえるよなと、ある日おもいました。
けしてじじむさい会話内容ではなく、仕事のはなしや過去を踏まえた人のしあわせ、愛についてや話題は尽きないのであります。 私は自宅でTVをみないため、ケイちゃんがひたすらTVに熱中しつつ横目でそれをみながらRと雑談を続けていると、よく目にする「日がなTVを見続ける老人」のような錯覚に陥るのです。家ではしない行為ですので。
Rにいわせると、いまは子どもが同居していないので休日も誰かからお誘いでもなければ自ら外出する用事は限られる(食料品買い物くらい)。なので年齢なりに静養するべく家に居る、洗濯や掃除もこなしてからのんびりする。というのが彼らの余暇なのです。このライフスタイルが私の妻実家ですごす義両親の様子に似ているなあ、とある日気付いた。
翻り、週末わたしの自宅は落ち着きない息子と、なんだか機嫌のよくない妻同士は平和な会話をしていますがたいてい各自どこかへ出かけてゆきます。みんな家でずっと過ごすわけでない拙宅に慣れているため、家でひたすら雑談やフェルミ推定のはなしやら続けその間TVをつけっぱなしというのはフレッシュな記憶になったわけでなく、まるで妻実家のようすだなあとデジャヴュに陥る。と同時に、たまにはジェフやローレンもよんでくるとか「変化」をつけたいなあとおもいはじめたのです。
Rはエンジニアゆえつねにあたらしいソリューション、アイディアを求める聡明な人物なのですが、ケイちゃんと穏やかにすごす週末はレイドバックしてるのが意外でもあり、余暇の時間軸推移にたいし年齢なりにマンネリを疎まない性向をみるに、人間の加齢とはいくつかの行動パターンに収斂していくものなんだなと気づいた次第です。落ち着きなく飽きやすいのは倅ではなくわたしですね。
毎度拙文のご精読をありがとうございます。
*R邸の常備薬バランタインと最近の読書

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