みなさま、こんにちは。北川です。
アニメ、漫画にあまり関心がもてない。と以前に書きましたが、もうひとつ毎週世の耳目をあつめるもので、面白いとおもえぬものがあります。
日曜地上波20時のNHK大河ドラマ。
今現在は光源氏をやっており、昨年は徳川家康。わたしが毎週きちんとみたのは40年くらいまえの「二つの祖国」(主演:松本幸四郎=現白鴎)だけです。生まれてこの方大河に興味がなく苦手。城ブームや大名や将軍を三国志的に分析するゲームなどにも疎い。因みに「二つの祖国」は第二次世界大戦のおはなしゆえ関心がありました。
昭和より以前の歴史ドラマ・時代劇から積極的に遠ざかりたい、この苦手感はなんなのか。藤田まことの「必殺!」を唯一の例外として自分でも不思議におもいます。ためしに先日「光る君」をちかくの友人宅であれこれ質問しながら見てみました。ちなみに、私の近代史以前の日本史知識はほぼ小6で止まったままです。
・なぜちょんまげなのか??床屋がいなかったのか?
・武士の月代はなんの意味があるのか?
・そもそも行水や入浴の習慣があったのか
・へんな長い帽子はなんの意味があるのか?
・いったい誰が服を作るのか?仕立て屋さんがいたのか?
・身分制の立身出世は宮中でだれが決めるのか?
・日記や文字を書ける教養は宮中だけにしか、当時ありえなかったのか?
などと小学生のような疑義が次々に湧いてきます。ちなみにドラマの展開はなにひとつおもしろく感じられない。柄本明さんをむかし下北沢でよくみかけたのですが、なぜご子息たちにやたら仕事がくるのかも不思議で仕方ありません。松田優作さんの息子たちもいろいろ出してあげてほしい。
室内の建築。セット制作等時代考証の反映にお金・時間をかける美術や大道具スタッフのはなしなどしながら物語をみていますと、あくびがとまりません。既にワインを飲んでいたせいもありますが、申し訳なくもつまらない。なぜ源氏の再現などがそんなに話題になるのか、、、、よく分からない。
NHKのあらゆる番組制作のなかで弩級の高額予算を割いてやっておる企画・撮影というもののかすかな関心も湧きません。まあ民放のドラマもおなじ感想というかTVをみませんのでどうでもよいのです。おなじNHK岸辺露伴もアマプラでみれますしね。
以下に整理してみます。
●つまらなく感じる理由1
TVドラマの撮影、演出が一般映画と異なり(スケジュール、予算、撮影手法において)有限の条件下なので相対的に物足りなく感じる。カメラの使い方、照明の当て方があまり好みではない
●つまらなく感じる理由2
時代考証は納得しても、現代様式と違って情報量のすくない生活での思慮分別の表現(演技)に面白みがかんじられない。むかしの日本人の生活といわれても、いまさら振り返り再現の必要があるのか疑問。文字で追う文学の味わいで十分ではないだろうか。役者たちも台本や演出家との対話により当時の生活が本当に想像/再現できているのだろうか?
土台無理は承知ですがもしも故富十郎さん、片岡孝夫さん(仁左エ門)や白鴎さんがでていたなら、実在した源氏に近しい身分といえるとおもいリアルティは感じられるかも。
はたしてNHK番組を十代男女がどう感じるかは意見聴取したことなくわからないのですが、まわりをみるかぎり40代以上男女しかこの番組をみてるひとはいない印象です。それと70以上の高齢者でもTVをあまりみないわたしの母など興味ないようです。彼女もまた時代劇全般に関心ないせいも。
現代劇で1年間もたすにはきびしく、事件の数が多い時代劇のほうが脚本家もラクなのでしょうか。毎年話題作をもとめられる苦労には同情します。昭和史で脚本を書いてくれたら興味深いのになと個人的には思っております。五島慶太、渋沢栄一の生涯だとか。
はたして時代劇にまるで興味を持てない理由とは、過去に存在した史劇が済んだものとしておよそだれもが結末を知っているからなのかとぼんやり考えています。しかしなぜ毎年NHK大河にみなさんが夢中になるのかは、わたしにとりとても不思議であります。
毎度拙文の御精読をありがとうございます。
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