プロパガンダエコーチェンバー

代表の佐藤です

米大統領選の結果を受け、プロパガンダがまた活性化しはじめました

現在進行中のロシア/ウクライナ、イスラエル/パレスチナについて、覇権国米国の振る舞いに注目があつまっています

アンヌ・モレリによる「戦争プロパガンダ10の法則」というものがあります

  1. われわれは戦争をしたくない
  2. しかし敵側が一方的に戦争を望んだ
  3. 敵の指導者は悪魔のような人間だ
  4. われわれは領土や覇権のためではなく、偉大な使命のために戦う
  5. われわれも意図せざる犠牲を出すことがある。だが敵はわざと残虐行為におよんでいる
  6. 敵は卑劣な兵器や戦略を用いている
  7. われわれの受けた被害は小さく、敵に与えた被害は甚大
  8. 芸術家や知識人も正義の戦いを支持している
  9. われわれの大義は神聖なものである
  10. この正義に疑問を投げかける者は裏切り者である

これらはすべて、洋の東西や時代を問わず、常に行われている手法です

メディアの報道への注意ももちろんですが、SNSなどで得る情報についても、この10の法則を照らし合わせて冷静に見ることで

「あれ?これってもしかしてプロパガンダなのでは?」

と意識できるようになることが大切です

また、人は自分が見たいものしか見えない性質を持っています
Google検索やAmazon、SNSなど、まさにその性質を利用して"あなたのお気に入り"を強調し勧めてきます

閉じた部屋で音が反響する物理現象のように、自分で発したものが自分の耳に入り、あたかも大衆みんなが発している意見かのように錯覚する現象、エコーチェンバー現象を引き起こします

プロパガンダもエコーチェンバー現象も、一度はまり込むと抜け出すのが難しいんです
上の法則を知っていて一度冷静になって逆の情報を探してみたけど、その情報の正当性が見当たらない→やはり自分は正しいとエコーチェンバーを強化してしまうことが多々あります

この「逆の情報」を取るやり方も、現象の表層面をさらっているだけ、現時点で既に善悪が固定されエコーチェンバー化してしまっている中だけであると不可能です
歴史的、地理的、哲学的、宗教的なバックボーンから各国個別の政治は行われ、それを読み解く必要があり、高い教養・知性が求められます

そしてこの「高い教養・知性」とは学歴や偏差値、地位、権威とはまったく因果関係がありません
多少の相関関係はありますが、それら目に見える記号で知性は図れるものではありません

現在では地動説が当たり前であり、天動説を唱えていた時代の人間は知性が無いと考えてしまいますが、当時の天動説は複雑な軌道を描く惑星を高度な数式で軌道計算し、その法則を追求することこそが科学的であり高学歴であり権威でした

調べ物をするテーブルの上には自らが欲しい情報しか乗っていない
その範囲の中でしか結論を導き出せないのです
結論が早い人はこういった傾向が非常に高く、発言が早く声が大きくなる可能性が高いためエコーチェンバーを強化します

そういった強固なプロパガンダとエコーチェンバーがある中で、全く別の視点を持つことはかなりの難度であるといえます

よって、まず自分は完全にプロパガンダに洗脳されている、という視点からスタートするのが良いのかも知れません
調べ物した情報が元々自分が考えていたものと一致したら、それは完全にエコーチェンバーでしか無く洗脳を強化する情報に過ぎない、と考えるのです

こんな視点があったのか!
まさかそんなことは夢にも思っていなかった!
こういった体験の無いものは、すでに自分はわかっているので無駄な情報ということです

高い教養・知性とは既知の事象を演習し続けたことではなく、自分の中でいかにパラダイムシフトを繰り返したか、なのかも知れません

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