申はイカヅチを示す

2024年11月25日 2024年11月25日

佐藤正憲

代表の佐藤です

まるで映画のワンシーンのようでリアリティを感じませんね
極超音速中距離弾道ミサイル、マッハ１０とのこと

まるでイカヅチのようです

不思議なもので、古代ギリシャや北欧、中東／ユーラシア、最高神は雷を司っています
そして日本でも、アマテラスと並列的な存在として雷神が存在します
日本の最高神は天照大御神と思われるでしょうが、それはあくまで皇祖神であり、さらにいえばその親イザナミ・イザナギよりさらに先祖神もあります

しめ縄に垂らす紙垂（シデ）も雷だそうです
いや、そもそも神の右辺の申の字は元々雷を表した象形文字とのことで、神という漢字自体が雷を表しているんですね

申を示す者＝神

多くの神話は神のイカヅチで一旦の終焉を迎えます

この度の”イカヅチ”も、ウクライナが西側諸国から供与された長射程兵器を使用してロシアを攻撃したことへの報復としてウクライナの軍事施設を攻撃したとされ、ロシアよりアメリカへ事前通告のあった冷静に制御された攻撃であったようです

アメリカが再びトランプ政権へ向かう中、バイデンによってもたらされた混乱の終結へ動いているのではないでしょうか

アメリカ一強覇権世界から、新冷戦時代、東西パワーバランスが保たれる世界へのある種の布石として演出されたもののように文脈が読めます

90年代くらいまでの旧世代のいうユートピアニズム的新世界秩序が”過去における未来”であり、その終焉がゼロ年代から現代であった
ここからリアリズムによる新・新世界秩序がはじまる

ユートピアニストは異論を認めません
価値観の共有などと口先では多くの意見を取り入れるかのようなことを述べつつ、実際は（例えばSDGs、LGBTQなど）一つの非常に偏った意見に集約していくものです
ミクロで個の自律を言いながら、それは分断を生み、価値観を分断された弱き個はシステムに依存した単なる部品になります
マクロでは全体主義的です

リアリストは意見の異なるものへの批判はしつつ、その存在を消すことはせず、境界をつくります
価値観の分散のように見えながら、境界ごとの価値観は近づき互いに協力する土壌を生むでしょう

ここで転換するのか
まだ足りず、さらに大きなイカヅチが必要なのか

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