みなさま、こんにちは。北川です。
生まれてから20歳になるまで、何度転居したことがありますでしょうか?
わたしは4回です。最長の遠距離移動は大阪府堺市☞東京都中野区。もっとも幼稚園にはいるまえなので、新幹線に乗った記憶すらありません。東京都転入のち、和歌山出生である母の父母(わたしの祖父母)がうまれてはじめて東日本へやってきて「はとバス」に一緒に乗ったのをおぼえています。
かとおもえば、日本全国で生家が20年まったく引っ越しなどない。という方も大勢いらっしゃる。というか、そちらが大多数でしょう。幼馴染が地元におおぜいいることになりますね。わたしは居住地歴史がたびたび分断されてきて、おまけに私立の学校にいっていたため、近所の知り合い・友だちは自分が子をもつまですくなかった。
2年前に某所で親しくなった独身男性のMさんは、川崎市高津区出身で47歳のいまも同地にある実家にすんでいます。どうにも出張が毎月多く、あまり家に居る時間がすくないためそのほうがコスパよいみたいです。フロンターレとサウナと某アイドル推し活が趣味のようで、出張にあわせ各地のサウナに出没しアフターの宴会を繰り広げるときいています。
わたしは隣の区にすんでいるのですが、元々は高津区から分裂してできた経緯がありむかーしはおなじ区でした。新区政40年のあいだに地価高騰で値差がしょうじ住宅の値段はわたしの住む土地のほうが爆謄してしまいました。帰国子女通年受入れ校が2校あるせいか、とかく瀟洒なマンションが激増完売(パークハウス、プラウドなど)していく、関東でも指折りのマンションデべ多数跋扈する土地になってしまいました。
高津区では開発ペースもゆるく、まだまだふるい戸建群もおおい。かながわサイエンスパークという、長洲知事時代の遺構があるのも高津区。二子新地は新地のながつくとおり、芸者さんがかつて多数いたようです。いまは色街のあとかたもなく至って平和な街です。
Mさん邸は武蔵溝の口駅のちかくなのですが、じつは再開発まえの溝の口は区役所や税務署があり区政拠点といえど、地の利あまりよくない土地でした。いまも老舗かとりやさん周りは戦後闇市臭名残がのこる一帯として有名であります。JR南武線特有だとも。
前置きながくなり恐縮ですが、Mさんはそんな場所柄 しかも川崎南部の空気もすこしまとったような人物で、大昔のヤンキーのような先輩後輩の縦社会、画一的な閉鎖文化/人間関係に安住している感がすこしあります。なぜだか歳上のわたしへ非常に丁寧に接してくれます。歳下には存在らしい。見た目話し方は温和ですが、なにごとも形からはいる傾向がある。仮説検証よりかたちから。
サウナとフロンターレにはあまり関心ないのですが、サッカー全般のはなしならわたしもまんざらではありません。最初会ったとき元コンサドーレの同期のはなしを確か...しました、中吉選手の知名度は流石。
そんな川崎北部ローカルのMさんは、等々力スタジアムによく出没、さらに平間の北京やラゾーナなど川崎市内スポットに頻出します。あまり都内や横浜へはいかないみたい。まあ、自分のすきなスポットが近ければ行き来がらくなわけですし地元を深く愛している感が強い。
大昔、はじめて溝の口にいったとき神木本町のワイルドさに近いものを感じたように自分の身の回りとの違和感、つまり超地元以外のものを認めない排他的な意識も見え隠れするのにふと気付きました。丁寧に話してはいるものの、わたしと一緒にいた洛中京都弁のアイさんには嫌悪感をしめす謎のムーブ。
但しMさんは日本各地のサウナ仲間もおおく、宴会とイタリア料理がすきな、気よしなおっちゃんです。フロンターレや地元友人のはなしにやや過熱するのでおどろく。恐らく地元の悪口言う人には食ってかかるのかと。
自分が住む地元へのつよい愛着というのは、親の転勤など居住地歴史がいくつか分断された過去をもつわたしには、実際わかりにくいとおもいます。日本中転勤する先々で、地元FCの各サッカーチームを応援する知人がかつていましてそれもまた不思議でした。最近きづいたのはわたしはサッカーを好みの選手単位でみており、クラブチームの歴史や特徴には関心薄い。ナショナルチームの特徴的な地域差による戦力の厚い薄いのほうが伝統あいまって気になるものです。
とまれさておき、Jリーグの熱心なサポーターの生態についてよく知らなかったわたしは、そんなに毎週熱心にゲームをみつめる人、地元川崎に愛着しかない人の存在をお初にして深く知ったのでした。
これが日本各地で何万人と各チームにサポーターがいるのなら、いくら大赤字でもオーナーは簡単にチームを手放すのはむつかしいなとおもう。長崎では髙田社長が大躍進したとか、大変優れた経営をなさるものです。
特定地域に根差した「特別な愛着感情」がわきにくいわたしには、そんな現実もあるのだなとおもっています。Mさんのどローカル会話をきいていると。
快適で治安よいと思えるならどこに住もうとこだわりがない非ローカルの自分周囲には、濃いローカルの人物が居なかったのは当たり前で、どうやら緩いゾーニングがあるようです。
毎々拙文ご精読をありがとうございました。
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