代表の佐藤です

教育無償化をダシに自公維3党合意により所得税103万円の壁178万円化が潰えました

103万円の壁が決められた1995年当時の最低賃金が611円でした
611円×フルタイム7時間(8時間勤務の内1時間の休憩)×年間勤労日数241日≒103万円

これ以下の収入からは日本国憲法に定める生存権を侵害するとして、所得税を免除したわけです

2025年現在の最低賃金が1055円です
先の式に当てはめると
1055円×7時間×241日≒178万円

根拠としてこの上ないものです
逆に178万円以下から税金をとるということは日本国憲法の生存権の保護を反故にしているということなのですね

自公はすでにわかっていましたが、維新も国民の敵ということが明らかになりました

さて、とはいえ教育無償化という概念そのものについては異論ありません
そもそも学び、知の探求というものは無償であるべきだと思っています

しかし現実として、同レベルの学力に区分けして教育を施さなければ学習効率が悪いということもあり、偏差値というツールでふるいにかけるのは仕方ないことです
実は優秀でも学校の許容量から溢れてしまった生徒は落とさざるを得ず、それを拾い上げる私学の存在も否定できません
知の探求者が集まった古代アテナイ、ソクラテスの弟子プラトンによるアカデメイアは当初は無償でしたが、時代が下るにつれてやはり受講料など発生していったようです

当然そこに権威がつき、その権威によるエリート意識も生まれます

エリート意識が健全であれば良いのですが

大抵歪むので、このようなサンデルの講義や貴族の心構えとして「ノブリス・オブリージュ(高貴たる者の義務)」という言葉も生まれるわけで・・・
卵が先か鶏が先か

つまるところ、高学歴の者の中に本質的なエリートが育っていない事に問題があり、単なる高学歴者が単なる高学歴者を再生産し権威だけが独り歩きするという地獄の連鎖が発生しており、単に教育の無償化をしたところでその問題は解決されないのです

今回の維新のいう教育無償化も、スタートラインは揃えてやるからそこからのし上がれないのは「努力が足らない」、「自助をしろ」、「自己責任」という観念、ルサンチマンを補強するものでしかないのです
本来ルサンチマンとは持たざる者が持てる者へ抱くものですが、持たざる者への施しをズルいと考える持てる者が存在するという事自体、歪みが激しいと言わざるを得ません

なにより、超絶ダッセー、のです
多くの物語の初期に出てくる鼻持ちならないエリート気取りお坊ちゃんの様相です

結局のところ、物事を深く考える力、哲学の不在ということに歪みの根源があるということですね

 

よろしければポチッとお願いいたします。
ブログランキング・にほんブログ村へ
=============================

株式会社高木

横浜市神奈川区平川町22-5

TEL045(481)3725 FAX045(481)3625

本社HP:https://www.kk-takagi.co.jp

建築板金資材見積り・制作特設サイト:https://kk-takagi.co.jp/estimate/

=============================
スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事