みなさま、こんにちは。北川です。
過日、友だちの見送りに羽田へ行く用事があり、成田でむかしに遭ったトラブルをふと思い出しました。以下に記します。
20年ぐらい昔、妻とドバイへ行く旅にでました。10月頭の遅い夏休みです。エミレーツ直行便を予約していたのですが、当時まだ羽田・成田の発着枠がなくセントレアか関空しか国内では搭乗できず、成田からJALコードシェアに乗り関空(以下KIX)トランジットというチケットでした。NRT18時フライト
ところがその日は台風で成田までは電車で着けたものの、かなりの荒天でJALが飛べないといいどんどんディレイしていきます。
その日(平日)ドバイ行き搭乗者は外国人がおおく、ゲートはだんだん殺気だってきました。なぜならエミレーツに間に合わなければチケットはパーです。たしかKIX21時フライトへのトランジット。当然JALはエミレーツに待ってもらう交渉をしていますがKIX管制官の采配もあり限度があります。
最初JALはそのアナウンスメントを日本語でしかしなかったため、多くの外国人はディレイの行く末をわかっておらず呑気にトランプなどしながら待っていましたが、エミレーツは待たない可能性があるとカウンターにいた乗客と妻が英語で会話した途端、危険水域を察知した白人たちはJAL地上スタッフを詰問しだしました。
16時には当然チェックインしていたので、KIXまで新幹線で行くか...というのも考えたのですがまず成田から東京駅までいくことを考えると気絶しそうになります。大雨ですし。
そして真っ青のJAL地上スタッフたちは、プロレスラーのような巨大な白人たちに囲まれ責め立てられ続けて泣きそうな顔をしていました。30万の往復チケットがパーになり新たに買いなおせるのは出張族だけです。
わたしももちろん、こまったなーと思っていましたが、あれだけアメ人たちに脅されればJALもなんとかするだろ...と根拠ない他力本願でmixiの日記をかいたりして待っていました。
いぜんとして風雨は弱まる気配がありません。ミールチケットも発行されたのでとりあえずゴハンを食べて待っておりますと
ようやく22時まで待ちまして(6時間経過)気合で運行することとなりました。自衛隊OBのパイロットだったのかな。エミレーツも待たせてあります。とりあえず安堵の空気が流れましてファーストから順に機内へ乗客が吸い込まれます。こんな遅い時間のフライトは久しぶりでした。
が、1時間後KIXに着くと驚愕の事態が待ち受けておりました。関西は台風の余波はすくなく、普通に着陸できたのですが。
なんと23時すぎにKIXで発着する他の便はまったくなく(当時は24時間オープンではなかった)トランジットのあいだ、空港内は真っ暗闇なのです。ほんとうのはなしです。
エミレーツの地上スタッフが懐中電灯を手に、すぐにでるから走ってくれというのです。わたしはKIXを利用したのははじめてだったのですが、まさか夜中まっくらやみの中トロリーをひいて走りながらエミレーツに駆け込むとは夢にもおもっていなかった。
エミレーツの優秀な地上スタッフが荷物も人間ももれなく暗闇でチェックしてつめこみ、24時になんとかドバイへむけ離陸したときははからずも妻と声がもれました。命拾い。
アエロフロートは悪天候に滅法つよいと聞きましたが、退役軍人が飛行機を操縦するのがいちばんピンチで助かるみたいです。

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