みなさま、こんにちは。北川です。
入梅と相成りまして、この先の工程表は
成り行きも含めてバッファをお施主様にご理解いただくほかありません。なにとぞなにとぞ。
学生時代のはなしをします。
大学4年後期テストのあと(結果を以て卒業認定)友人とふたりで4週間、アメリカ横断旅行にいきました。
LA往復のエアーチケットを携え、東端NYまで往復20日間かけバス移動。
クレカと500ドルくらいの現金、着替えの身軽な旅です。
個人的に重要なミッションがあり、その年に発売されたNIKEの人気スニーカーを買って帰るというもの。円高やし
移動はグレイハウンドのマンスパスでいくらでもバスを乗り継ぎできますが大抵は夜乗車して寝たまま、翌朝次の目的地へ着けるよう段取りします。
といっても4週間の予定表はなく、2月2週目くらいにLA上陸してから20日ごろデトロイト開催のNHL試合に間に合うよう、じょじょに東へ向かうというアバウトさ。
西海岸ではTシャツで外にいたのに、中部を抜けるあたりから吹雪で雪が全く溶けません。
友人Nは当時レンタカーでアメリカ横断してましたが、自分で運転せずバスに乗ってるだけでも疲れるのによくもまあ、LAーNYCーLAと3人の交代で走破したものです。
LA、ニューヨークには各1週間くらい滞在し、その他都市は1泊を10か所くらい。モーテルやYMCAに泊まるバックパックの旅。食事もバーガーキングやJIBなどお金をかけずにすませます。3日にいっぺんくらいデニーズやシズラーに寄る算段。
当時は電話が苦手、事前にメールで空き部屋を訪ねる商習慣が少なかったので、目的地につくと「地球の歩き方」記載のホテルリストから近い宿を探し、フロントで「Do you have a room tonite?」と尋ねればOK。閑散期2月は宿探しに困ることもなく。
ちなみにNYCではYMCAの合い部屋に1週間くらいいたが厳冬のあまり宿泊客がすくなく、同宿者と会話した記憶はありません。
私は観光もそこそこにスニーカーを探すため、どんどん各都市へ移動するたびにフットロッカーやモールにあるスポーツショップなどをくまなく見て回る。
ところが
期待していたNYブルックリンでも(横断の折り返し地点)探してる商品はありません。なかばあきらめてSTLなど中西部をとおりユタをとおりラスベガスをとおりLAまでもどってきました。道中メンフィスに朝着いたことは記憶しているもののエルビスに関心ないためグレースランドへゆかず、またまた移動。
結局帰国してプレミア付き価格でようやく買えた次第、、
日本人アパレルプロバイヤーの優秀さを思い知った旅でありました。
探し当てる時間と移動のコストを考えたら十分適正範囲内。4週間身をもってプロアマの差を感じました。
バイヤーはみなレンタカーでないと行けない小さな商店も回るようです。
他方、そんなスニーカーおたくのような買い物に興味ない相棒Yくん(寡黙な人。釣り好き)は旅の最中、なにをさがすかというとキャンドル細工や木工の民芸品だったようなきがする。ソルトレイクで大物買い物中、シッピング手続きにえらく待たされたような記憶があります。
LAのブルックスブラザーズでセール中のネクタイやシャツを吟味した記憶もうっすらあるが、よくまあ、関心の矛先が違う相棒に4週間もうんざりせずつきあってくれたな~といまにしておもいます。感謝していますし、27年後の今年も一緒に登山したくらい仲はよいです。
先日Yくんと電話ですこしはなしましたが、わりと茫洋とした日々を過ごす淡々とした生活は変わりないようで、けして無理をしない印象をうけます。
がんばらないというのもひとつの生き方、私生活でマイペースがゆるされるならそれもまた幸せなのかと認識をあらたにしました。
なにかを積極的にする、しないのにも理由がある。人の生き方にもの言いはできません。
ここまで書いていまして、つくづくおもうのは。
学生時代の自分は、あまりにも関心の向く先が違う人間やともだち、またその友達のことを全く理解しようと思わなかった。狭小な世界観です。
20歳前後の若者とは大概そんなものかもしれませんが
(自分の主張ばかり繰り広げ、はなしが合う人としかつきあわない。他人のはなしをきちんと聞いていない)
昨今の若者たちがダイバーシティとはちがう意識で、他者の許容にこころを砕いてるのを見聞きし、あきらかに時代がかわったと感じます。
それはとてもいいことで、他者への理解配慮を当たり前にしめせるのは暮らしやすい社会と言えましょう。
インターネットによる世界拡張にきちんと対応してるせいかもしれません。
他方、自分の主義主張がすくなく、おのずと熱意熱量がすくない、と感じることも多い。バイアスがすくないとでもいうか。割と覇気がない。
あっても漫画やゲームなど一人遊びの趣味なので人前ではひけらかさないとか。ほどほどの人が増えたのは公立学校ゆとり教育のせいともいわれます。
横並びでないと不安、仕事でも方程式がないと不安を感じマイペースを乱されたくない子が多いらしく。没個性でもないのですが。
周りを見渡して、この競争で頭抜ければ、、と気づいた人だけが対応し得するのかも知れませんが、そもそも他者に負けたくないと思う人が比較的少数のようです。
知人のビストロ経営者からそう聞きました。。あくまで競技やスポーツは除きます。
本日のまとめ
渡世でそれなりの知識経験と想像力がない場合、やはり柔軟な対応は予測しづらいでしょう、の巻でした。
毎度拙文ご精読を有難うございました。
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