みなさま、こんにちは。北川です。
本日は天皇杯、Jリーグ等々は差し置きまして、今週末から個人的にとても重要な1本の映画がUSの4館でプレミアロードショー封切りとなるためそのはなし。
因みに全米公開はクリスマスです。
そして、主演のアラナ・ハイム(上記画像左の女性)に纏わる彼女の本業であるHaim(ハイム)という私が愛してやまないバンドについてもその魅力を精緻にお伝えしたいとおもいます。
まず映画のはなし。
本稿タイトル licorice pizza が映画題名です。
PTアンダーソン監督作品。そのむかしブギーナイツという、ハリウッドを舞台にした成人映画業界の栄枯盛衰ストーリーを映画化した才人です。
デビュー20年来敢えて外れなしと断言いたします。
内容詳細は日本公開時に配給よりプロモートされるはずなのでここでは簡単に釣書き、製作経緯の概略をご説明します。
映画そのものは70年代アメリカでの青春ラブストーリーです。
話題はなにより、バンドで有名になったハイムの三女(末っ子)を主演として初の役者登用したところ。
故フィリップ・シーモア・ホフマンの遺児であるクーパー・ホフマンの出演。
ショーン・ペン、トム・ウェイツの助演。いいですね!
※ご興味或る方はUAのスペシャルサイトをGoogle翻訳でご覧いただければとおもいます
https://www.unitedartistsreleasing.com/licorice-pizza/synopsis/
じつは、映画監督であるアンダーソンはバンド・ハイムのビデオクリップを5本くらい過去に製作しており、その10年に渡るつきあいからアラナ起用での本作製作を
おもいついたということらしいです。
なにしろバンドしかやっていない女性を90分の映画主演にするところ、演出もアンダーソン本人ですがどれほど撮影に時間をかけたかは気になるところです。
役者未経験者をいくら可愛いといえどミュージックビデオの10倍以上の尺で台本を覚えさせ演技を指導するのは並大抵ではできないものです。
気になる映画のオチなどはそのうちGQほかでレビューされるとおもいますので気長に待ちましょう。。
それでは論を移しまして
今回のメインイシュー Haim(ハイム)なるバンドについてご説明します。
アラナ・ハイムが所属する姉妹バンド ハイムは3人とも実の家族です。
カリフォルニアのかしまし娘。
左から
アラナ・ハイム(Gt、Kb、Per、Cho)
ダニエル・ハイム(Gt、Vo)←次女 メインのソングライター、ボーカル。SG使い
エステ・ハイム(Ba、Cho)←長女 身長182㎝。若年性糖尿病の32歳
姉妹で顔が似すぎないのが絶妙です。ステージ立ち位置はつねにこの順番。
日本のGlayとおなじくドラマーは元からいません、しいていえばデビュー前はお父さんが務めていたとのこと。
上記はCBS サタデーナイトライブでの熱演のようすです。
とにかくライブがめっさ強いバンドで、演奏が一切乱れないのに驚嘆します。
RECとかわらない安定したピッチ、ハイテンションは地元カリフォルニア コーチェラ(フェス)でも絶大な人気を誇り、3年前は2日目の大トリを務めました。
野外フェスで実に映えます。
コロナ渦中、ツアーキャンセルによりRECにスケジュールを切替えた彼女たちは昨年6月、新作アルバムをリリース 見事UKチャート首位を飾りました。
(経緯存じませんが 彼女たちはポリドールUKとレコード契約をしておりヨーロッパでもプロモート/ツアーサポートされています。アメリカではアライアンス先であるコロンビアがディストリビュート中)
アップルやスポティファイなどサブスク配信で検索するとハイムは「インディロック」なるカテゴライズをされています。
いまや押しも押されぬスターですがスタジアムツアーよりもキャパ3000-5000くらいの箱でコロナ前はツアーしていた模様。
アメリカ国内であまり田舎のちいさいライブハウスは使用しません。
ちなみに音楽性でいうと70-80年代のUSロックの影響大ですがおおむねメロディがとてもキャッチーです。非常に明るい曲がおおい。
テイラー・スィフトとのコラボもかつてありました。
基本としてLA郊外の自宅スタジオで曲作りとREC、リハをしています。
いわれてみると西海岸的な能天気さが根底にある気もしますね、いなたい。
ヨーロッパでもポリドールのおかげで人気はあり、2018のリスボン(ポルトガル)ライブはいまだにユーチューブ配信されており約60分の熱演をごらんになれます。
およそキャパ1万人くらいにみえます。
4年前はフィンランドまで隈なくまわってました。
写真をご覧のとおり、機材がアナログばかりなのでロジには気を遣うところです。
https://www.youtube.com/watch?v=vlMqr9pEl70
音楽以外での彼女たちの特徴として、モード界との結びつきが挙げられます。
2018年くらいまではスタイリストがついており、リスボンでのステージ衣装をみるとわかりますが、かなりおしゃれ。
毎年パリコレでの招待セレブとして、メディアを賑わせます。
アメリカ人のバンドとしてはじつに異例。
これらはインスタグラム等で日々発信/シェアされ続けており、すなわち毎日プロフォトグラファーが撮影しているみたいです。
なぜかつねに全員ノーブラ笑で、冒頭映画のポスターをみるとわかります。
まったく気にしてないですねぇ、、、
とまあかたちからはいると、以上のような文字情報になるのですが
音楽そのものは、70sロックすきなお父さんの影響大とのことでいまの40代以上のおじさんたちにも十分ウケる要素大
かなり演奏もこなれてるのに驚きます。
10代で相当練習積んだんでしょう。
この5年くらい、はじめてDon‘t save meを聴いたときからこころを鷲掴みにされたままです。Tシャツも空輸購入したくらい。
立派なおじさんの証拠でしょう。
ただしこれが欧米の20代男女にもウケるのはリヴァイバルが一周廻って新鮮に感じる、インパクトと楽曲のよさ、歌唱のよさが染み入るのかとおもいます。
一過性ではない短期消費されない音楽。
いまどき配信再生に拠らず、先述ニューアルバムもアナログ、カセットテープまで全メディアでリリースしたところに、ロックのふるいフォーマットを好む独特のセンスがうかがえます。そこがまた大好きですね。
ユーチューブチャンネルで、ビデオが20~30本はありますのでお時間ある方はぜひごらんになってみてください。
COVID-19ワクチンの恩恵で続々いろんなバンドのツアー再開もききますが、おそらく2015年くらいの来日が最後なので来年こそはサマーソニックで度肝ぬく圧巻のステージを拝観したい。
この2年そう熱望しております!!!
以上、アラナの映画のはなしにかこつけたハイムのご紹介でした。
毎度拙文ご精読をありがとうございます。
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