みなさま、こんにちは。北川です。
お暑うございます、、危険な暑さが毎日つづきますので室内外問わず水分補給等ご注意ください。
本日のタイトル、児童向け書籍です。先日倅の夏休み宿題のはなしを書きましたが、ようやく作文をまとめることができましたので備忘まで記します。
昨今の読書感想文の指導では、構成の指示(指導要領)があってどのようになにを書くのかプロットが例文もあって至れり尽くせりです。なぜかうちの子の場合、先生の指示や発言や宿題に関して但し書きみたいなのがあると、それから逸脱してはいけないというじぶんの規範があるようで盲目的に感じることもあるのですが、もしも先生から「ゲームやスマホ使用を1日2時間超えてはいけない」などといってくれたらなあ、、などと夢想しています。そればかりは刺激物をまえに自制できないのだろうなとおもいつつ。
さて、今回課題図書でえらんだお話は、70年代アメリカ カーター政権時における人種差別の軋轢を背景にした「弱虫」の小学生男子が主人公です。
単純に弱いものいじめが悪で、弱虫も立ち上がるべしというだけでなく、貧富の格差と白人・黒人の対立~融和を前提にした歴史背景とアメリカの社会情勢も理解が必要な道徳の本とかんじるのですが、日本の文科省・教委がわざわざアメリカ史も調べながら読むべしと考えたのかは不思議な気がします。
私が小学生時分はどちらかといえばアングルが単純で道徳的判断を物語中かんがえさせる、自分であったらどう言動を醸したかという内容が多かった記憶があります。もっともノートPCを生徒に貸与しているくらいなのでどんどん深堀する検索をしてほしい、そんな意図があるのかもしれません。
この物語は、比較的裕福な黒人牧師の娘さんと主人公のトレーラーハウスにすむプアホワイトの息子が親友であるところからスタートします。
くわしい筋書きは省きますが、20世紀までの白人優位社会から徐々に人種差別撤廃/人権平等に至るアメリカ過渡期のおはなしであるところがポイントです。
正義は勝つべき、不当に弱者や気が小さい人を封じ込めるのはよくない、だけではなく、社会全体をかえていかないと黒人の人権は認められない(カーターの融和政策が旗印になってることも書かれています)と牧師の娘である主人公の親友は述べています(聡明で親の職業柄、正しい意見を臆せずはっきり主張する)。
そんな姿をみている弱気ないじめられっ子の主人公も、親友にたすけられながら弱虫をなおそうと気持ちを新たにする、すこしずつ変化を起こそうとするところも大きなテーマです。
実際、倅に本の内容を質問しては、なぜそういう事象が起きるか、なぜ差別が生まれたか、白人がなぜ優位だったのか、どうやって黒人差別をなくす方向にむかったのかを説明しながら、なぜ登場人物が本にかかれてる発言、行動をするのかよく考えては答えてもらいました。
不思議なもので、歴史と戦争(争いごと)について事実関係を倅はよく質問してくるのですが、わたしもおんなじことを子どものころよく調べたり本を読んでいました。戦争がなぜエスカレートするのか、なぜいがみあうのか、殺しあう必要があるのかは子どもにとって気になるものなのかと。まあ武器に興味をもつのは小学生男子あるあるです。
本の内容について、あれこれ討議2時間かけまして、差別の温床についての改善と友だちがいたから自分を変える気持ちになれた、という結論までたどりつき、なんとか作文してもらいました。
わたしもお盆やすみでなければ、とてもじっくり話し合う時間も余裕もなかったなと感じて、自分の夏休みで有意義な時間となりよかったと胸をなでおろしました。タスクが一個はやめにへったことにも。
以上、子どもが宿題を貯めるのは親も気が気でない。でした。
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