もうすぐGWなので護憲とか改憲とか的外れだという話を少し

2024年4月22日 2024年4月22日

佐藤正憲

代表の佐藤です

来週ゴールデン・ウィークですね
10連休、という方もいらっしゃるかとは思いますが、弊社はカレンダー通り30、1、2、と営業しておりますので何卒よろしくお願いいたします

さて、ゴールデン・ウィークといえば、昭和の日と憲法記念日という戦後日本を象徴する祝日が並びます

そこで少し「めんどくさい」話となりますが、日本国における戦後構造について振り返っていきましょう

首都圏に他国の軍事基地が存在し、空路の優先権がそちらに存在する国は独立国ではありません
安全保障のために協力しているというのは、さながら誘拐や監禁などにより拘束下にある被害者が、加害者と時間や場所を共有することによって、加害者に好意や共感、さらには信頼や結束の感情まで抱くようになるという、ストックホルム症候群の様相なのです

その構造の中ではいつまでも日本は独立国とはいえず、どこまでもUnited Nations（国連？否。国際連合＝戦勝国連合）をはじめとしたいわゆる”国際関係”の顔色を伺う植民地であり続けるのです

政権与党自民党の「保守」が「戦後戦勝国支配体制の保守」に過ぎなかったことはもはや公然の認識となりました
その自民党の党是である「自主憲法制定」がいかに危ういものかというのは自明です

この日本国憲法において、護憲であるとか憲法改正であるとか、はたまた憲法を新たにつくるのだ、といった話となりますが、それらはすべて戦後戦勝国の掌の中にあり真に「戦後レジームからの脱却」は果たせないのです

それでは日本憲法とは何か

戦後憲法学者は日本国が正統な手続きをもって議会と天皇の承認をとった憲法だと言い募ります
しかし、その手続はGHQ統治の中進められ、日本国側の提出した草案は破棄され、草案はGHQ事務員によってたった数週間で作られたものを基として承認させられています
ジョー・バイデンは2016年に、「私たちが（日本を）核武装させないための日本国憲法を書いた」と述べ、日本国憲法の起草者がアメリカであることを明言しています

さらに、日本国憲法では交戦権を認めていません
交戦権が無いということは、戦争を起こすことはもちろんのこと、戦争を終わらせる機能が無いということも示しています
つまり、日本国憲法が施行された後のフランシスコ条約を締結する機能を有していないのです

このことが示すことは、戦争が終結しているという前提なのであればフランシスコ条約を締結したのは大日本帝国憲法で無ければならず、日本国憲法が憲法であるというのであれば戦争は継続していることになってしまいます

戦争は終結している、という前提に立つのであれば、本質的に大日本帝国憲法が基底で駆動している
つまり日本国憲法とは、憲法という名を掲げてはいながら、実のところ大日本帝国憲法の下位規範、講話条約・占領条約に過ぎない
もしくは、やはり現実として首都圏をはじめとして全国各地に米国軍が駐留し続けていることを鑑みて、ポツダム宣言を受諾し敗戦は認めてはいるものの戦争は依然継続しており、米国を代表とする戦勝国による統治体制が続いているということになってしまう
つまり戦争は未だ終結していない

いずれにせよ、日本国憲法が憲法足り得ないことを示しています

つまり、護憲とか改憲など、「へそで茶を沸かす」ということなのです
それとも自主憲法制定という「革命」を行うつもりなのでしょうか

真に憲法論議をするのであれば、真に保守を標榜するのであれば、日本国憲法という講話条約を以降無効と宣言し、大日本帝国憲法を現代に合わせて改憲するということでなければなりません

思想つよい？
いいえ、内容、成立経緯ともに日本国憲法の方がよほどカルトです

以上
「正」しい「憲」法を希求する代表の佐藤正憲でした

よいGWを

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