こんにちは。
いよいよ入梅 わたくし来週は健診、1年ぶりの総点検です!
みなさまは歯科医もふくめ、かかりつけや通院入院の病院えらびに悩まれることはありますでしょうか。 むろん自宅から近く評判よろしく予約がとりやすければベリーベスト。実際はなかなかそういきませんよね、、、
おおむかし。わたしが左ひざを怪我したのは25歳のときのこと。翌年渋谷で酩酊してこけた際に前年痛めたままの左ひざ前十字靭帯を切ってしまい膝関節が伸びなくなってしまいました。さいわいにも痛くないのですがびっこで歩くわけで移動に時間がかかりすぎます。
というわけで整形のオペ予約をとるべく横浜市北部で病院をさがすと、どこも最短2か月くらいさきまで手術はできないといわれてしまいました。整形外科医とはどこも忙しい。そこで当時の勤務先(新宿区)社長がその頃形成外科で入院した中野区の某病院に口利きしてもらい、ようやく1か月先のオペを予約することができました。
実家の都筑区から車で55分はかかりますが、入院病棟のベッドもとれましたので合宿のように荷物をまとめ、いざ後輩をタクシーとして朝7時に呼び寄せきちんと5000円あげてから送迎してもらい、じつに20年ぶりの入院をすることとなりました。6人合部屋でございました。
ナースのみなさまが若く元気よいのにおどろきましたが、さしてわたしと年齢のかわらぬ担当医、麻酔医とまずあいさつをしまして、となりのベッドの新田純一さん似の野球選手と歓談してました。手術が生死にかかわらぬ整形の病棟はのんびりしています。となりの女子部屋には椎間板ヘルニアの女の子ばかりが長期入院していたのもおどろきです。
当時のわたしは髪がすこしながくちょんまげにしていまして全盛期の藤島部屋が中野区にあったため、あろうことか「幕下力士」とまちがえられます。いたく憤慨しまして以降は院内で浴衣を着るのをやめました。 ちなみについ最近の屋根葺替え現場ちかくに伊勢ケ濱部屋を偶然発見しましておどろきました。照ノ富士関をみたかったものの付近では会えませんでじつに残念です。
膝の靭帯再建手術とはきれた靭帯をうまくステープルでつなぎ、1年後にステープルをまた抜く(再建部分の腱が接合すると不要)という基本入院2回セットなのですが
わたしは術後の発熱がイヤなため2回目をことわりいまも芯ははいったままです。空港の金属探知機でひっかかるとまことしやかにいわれていたのですが、26歳の術後以来10回くらいは飛行機に乗っておりますが空港で探知ブザーがなったことはありません笑
それと入院まえに、術後に要する「膝関節用・可動式装具」というギブスのようなものをオーダーしなくてはならないのですが、なんとこれが保険適用外で実費11万円しました、、、足を石膏で固め型をとる個人オーダーメイドなのですが人生でそうそう使うことのないものがこんなにお高いとは。レンタルスキーのようにサイズを小刻みにつくっておき1日2000円で借りれたらいいのになーとおもってました。
さて病院えらびにて最短オペ可能な日にちから選択をしたわたしは、意外や入院中の同部屋相棒たちに癒されることとなります。整形の病室にはシリアスな病状のひとがすくなく、たいていは時間が経てば治るひとがおおいもので、みなさん休暇のような気楽さがただよっています。ナースのみなさまも和やかですごしやすいものでした。当時はシンクラPC持ち込みしてるひとがまだすくなく、わたしも偶にかかってくる仕事の電話にでては基本引継ぎした社内の代理担当者に電話してご対応をおねがいする気楽な生活を4週間おくらせていただいた、20代最後の長期離脱でした。リハビリで約3週間も退院までかかったのは意外なことでありました。
わたしの腱はひとより細く、繋ぐのにも5時間もかかったのです。全身麻酔によって。そのせいなのかリハビリでの回復はおもったより時間がかかったというわけです。術後ベッドにもどり麻酔が切れると17針ぬった左ひざが痛いのなんの。これが前述の膝にいれたホッチキスの芯を翌年ぬかなかった理由です。解熱用の座薬までもらいました。人間のからだは手術をおこない縫合するとみるみる発熱することを初めて知りました。ゆえに日帰りですまされない。
病院えらびで入院した当時はわからなかったことをのちに退院後の病棟同期飲み会でききますと、まず多くの総合病院が赤字にあえいでいるのは本当のことであるということ。わたしの主治医/執刀医ふたりとも、理由はのべず退院後まもなく別の病院へ転職移籍していきました。またのちに小児科医長が自殺する事件もありました。いずれも赤字経営のひずみの現れであったようなのです。
たしかに施設内は老朽化いちじるしく、けして快適といえない面もありました。ただし病棟スタッフみなさまはほんとうに優しくホスピタリティにみちあふれ、また外来の待ち時間も比較的短い、院内での懸命な努力は尊いものだと痛感したものです。保険内診療という経営におけるつらさたるや。
医療制度の受益者である入院患者にとって、患者さんどうしで親しくなり(なにしろヒマ...)スタッフみなさまとともに俗社会と隔たれた空間で機能回復に励んだ日々は、なかなかいまでも忘れ難い「いい記憶」であります。同期入院のATさんはなんと深夜駅のホームでヘビー級柔道家に寝技で膝を壊され泣き寝入りの自費入院をしていたかわいそうな男でした。 肩を脱臼させた、病院に隣接する都立富士高校出身のラグビー選手Yくんは、のちにわたしが入社したADKでの同僚・けいしゅうくんのじつはラグビー部1年先輩で彼も聞きおよんでビックリ。世間の狭さをまざまざと思い知らされます。
人が入院加療を要する際、病室メンバーが高齢者ばかりですと会話もつまらぬ世間話になりがちですが、さいわい上記のような年齢がおなじか近い若者ばかりが何週間かまさに合宿のように顔をつきあわせ、元気良いあかるい女の子(看護師含)も院内にいるとなると、まんざらでもなかったなあと、、いまにしておもいます。実際たのしかった。というわけで病棟メンバーでもってしてたまたま今回病院えらびは正解であったなと、しみじみ思い返します。手術とリハビリテーションがさいわいうまくいきましたもので呑気なことしか云えませぬ。
ちなみに肩を脱臼したYくんは同時期女子部屋にいたAさんとのちに結婚します。Aさんとなぜだか親しかったわたしは「Yがヤキモチ焼くから電話してこないで」と結婚前にAから怒られました笑
本日のオチはそんなところです。
毎度拙い文章をご精読下さりありがとうございました。
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