こんにちは。北川です。 毎日溶けそうです、どうか命はたいせつに。
みなさまは、60~70代とおぼしき高齢男性または女性を市中で目にしたときに。例えば電車内で席を譲ろうとしたなら「年寄りあつかいすな!!」と、逆に憤怒されたはなしを聞いたことはありますでしょうか?
わたしは杖をつき弱弱しく歩くご老人を界隈で目にすると、無性に「自分もいつかこうなる」焦燥に駆られつい目をそむけてしまいます。広言したくないのですが...なるべくその場からすぐいなくなってしまいたくなる。後年老いて不自由になっていく自分を過剰に恐れているのです。
いわゆる「物忘れ」などの「老人力」は60後半からわりに発揮されます。次第にひらきなおり「自分も前期高齢者だな、すこしずつ諦めるしかあるまい」と自然におもえるのは70くらいからかな、敬愛するYさんからそう聞き及びました。
元トライアスリートで72歳のYさんは頑強さにかけ誰よりも自負していましたが、目元足元が次第におぼつかなくなるのに「赤瀬川原平のいう老人力の意味がようやくわかった。このことなのか」と、徐々にですが呑気にとらえる心境になってきたそうです。落語の御隠居のように「いらち」をおさえて極端な「アグレッシブさ」がぬけてきたそう。
Yさんは元来欲がつよい人間であり、3回結婚しました。買った家は3棟。レコード・書籍収集癖、健啖家ぶり、旅道楽もかなりのもの。ですが、ようやくもうよい断捨離じゃと人生のモードが変わりました。丈夫すぎた人もようやく諦念が備わった。これ老獪といえよう
まだまだお元気なので、そのうち下田へ世話になった愚息も連れ御礼参りせねばとおもっています。
むかしは60歳=還暦以降は高齢者としてはたらくのを辞めてよい、恩給で隠居しなはれ。というのが我が国社会福祉制度だったのはご存じのとおり。年金財源不足から、支給は65歳から。金額も毎年減額設定という、高齢者の定義が医療業界とで齟齬もありうる現実となっています。もちろん加療を日常的に必要とするしないの個体差は承知です。
年金基金不足はべつの問題として日本人の寿命は延び、たとえば60歳の男女をみるに30年前の同齢の男女よりあきらかに若返っているとおもいませんか?? 自分の記憶する子ども時代にみた祖父母のようすと、同齢になった自分の両親のようすを比べればわかりやすいとおもいます。ほぼ誰にでもアンチエイジングがたやすい世の中になっている気がします。その証拠がまさに平均寿命の延伸。頭の中も現役時代のように生き生きしているご老人は山のようにいます。
本日のコンサーンは以下です。
どっこい10-20代においても「アンチエイジング」が発生しており、学生とかわらぬ未熟なまま成人になり社会にでてもあらたな学び少なく、既存形成社会と正直なじみにくいのではないか?という仮説を申し上げます。
これには有名な裏付けがありまして、ことし4月汐留の有名広告代理店において複数の新入社員が「電話がきらいなので、とりたくないです。新人歓迎会参加は残業代がでるのですか?そもそも参加必須なのですか?」と異次元のご意見を開陳したとか。
爾来スパルタ教育で有名な同社先輩たちは「いよいよ一般社会とおなじ憂き目に遭う時代になったか」と嘆息したそうです。いまやハイスぺ大学生の「完全なる売り手市場」ということですね。
エイジングの意味定義が高齢者のそれと異なるのは承知であり皮肉なのですが、幼いまま歳をとっていってしまう、年齢なりに必要な知識経験をだれも教える授けることがなく、本人も欠如に気づく機会がない。いざ違和感にとまどっても理由を理解できない。
そんな例をいくつか見聞きしてきまして、加齢により旧来期待される実年齢での「役割」が果たせてないのでないかというきがします。この世代間ジレンマは、互いのかんがえる正義が理解しえないままに時間は経過していくことがおおい。相手について想像力を働かせ自身をアジャストするより、自意識と自己正当化に終始すればそうなってしまいます。
30代でもむかしの20代男女としかみえず、稚拙さがめだつ。それが40代になればようやくまともな「大人」として成熟さが増すのか。40代が実社会では年下を許容していて齟齬は減るのか。
これもどうなのでしょうか、実際は優秀で経験豊富な人材はかぎられており、あまねく経営者がもとめる能力ある人材は常時不足しているのではなかろうか。数量的にも需給バランスは崩れています。労働人口の不足を補うのが外国人
またビジネスだけではなく、婚活市場でもハイスぺ男女ははやくに市場退出。男女ともなにかしら不満がきえず、本来あるべきなにかを欠如しながら、なかなか補えず年をとっていく。そんな人物同士が喧々諤々妥結を判断した例をいくつも身近に聞きます。けして高望みや無理をしているわけでなく、決め手にかけるみたいです。もっともこればかりはスペックだけで判断できない感情に負うものでもあります。
結婚によるライフステージ変化もそうですが
・自分の意識・都合・価値観を他者にあわせるより、若年層は『自分自身だけの快適』を懸命に求めすぎる
つまりこういうことではありませんか。他者を蔑ろにして一顧だにしない生活を求める。
ただし多くの社会学者が指摘するのは、稚拙なまま歳を経ていくのは「未来の日本社会に希望がもてない」からだそうです。一時逃避しかかんがえようがない、努力も報われない景気・条件悪さゆえの倦怠感だそう。政治経済の情勢が40年まえから相当悪化した影響とみる。および、デジタルデバイス/インターネットによる個人個人の生活意識分断もあります。
以上、現在横たわる課題事象についてのべてまいりました。では、いろんな課題や緩衝の回避とは、はたしてつぎの2項が影響与えうるのでは?と考えます。本日の結論です。
●好奇心・・・見返りをもとめず、人物や事象にたいし純粋な探求心をもつこと。損得勘定等邪心を減らす。
●想像力・・・対人関係も対処療法から予防療法へ。未来をみすえる、過去情報をきちんとふまえた良い方へ考える想像力。
以上、稚拙な弊論考のご精読をありがとうございます。
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