代表の佐藤です。
以前書きました、自動車レースのお話の続きです。
発生した不具合の箇所を直し、夏の12時間耐久レースに向けて機械のナラシ・テスト走行をしてきました。
これまで、「ツインリンクもてぎ」という名称のサーキットでしたが、「モビリティリゾートもてぎ」に変わりました。
楕円オーバルコースの内側に14このコーナーをもつロードコースがあるという、まさに「ツインリンク」だったのですが、大震災の際に壊れてしまった路面の改修に多額の費用が発生する上に、オーバルコースの使用目処が無い(?)ということで、オーバルコースを廃止することになったようです。
佐藤はもてぎの会員権を持っていますが、そもそもオーバルコースに降り立ったことがありませんので、なんとも感傷的なものはございませんが、色々と思い出のある人もいるので寂しさはあるかも知れません。
それに、「モビリティリゾートもてぎ」ってサーキットぽく無い!
どうにも慣れませんね笑
さて、レースカーのナラシですが、エンジン出力のをタイヤ・ホイールに伝達する部分(ドライブシャフト)が壊れて前回のレースをリタイアすることになりましたので、今回そのドライブシャフトをオーバーホールし、またホイールを軽量鍛造ホイールに、車体の屋根も軽量なものにアップデートして望みました。
テストドライバー3名から走り出しから良いコメントが無線で届き、午前中の終盤に向けてタイムと燃費が順調にデータ取りできていました。
しかし、午前中最終ドライバーの終盤のラスト3周辺りからどうもタイムの割に燃費が伸びません。
無線担当記録係と、「なんかオカシイね」と話している中でドライバーから燃料不足になった連絡が入ったことでピットイン指示をしました。
ピットに戻ってくる時に、「ガキンっ!」とイヤな音。
ピット内に3人がかりで車両を押してバックさせようにも、ブレーキを踏んでいるかギヤが噛んでいるかのように全く車が動きません。
はい。
壊れました(泣)
いや、むしろ修理したドライブシャフトが壊れた原因が判明したのでした。
もっと根本の、エンジンの出力横回転を縦回転に変換するデファレンシャルギア側に問題が隠れていたのでした。
ドライブシャフト修理の際にも一度分解したのですが金属片も出てこずわかりませんでしたが、おそらく非分解パーツの中の不具合だろうという事が今回わかりました。
実は春にも同じシリーズ戦の6時間耐久レースがあり、出場を考えていたところでしたが、夏の12時間耐久に向けて大事を取ってテストに専念しようとしたのが幸いしました。
レース中に壊れたりして、最悪事故になったりしなくて本当に良かった。
テストの序盤は好印象だったため、夏に向けてしっかり車両を直していきたいと思います。
ただ心配なのは、直してからロングランテストができない事。
このチームと車両で、このような不安が残る耐久レース参加スケジュールははじめてですが、なんとか乗り越えていきたいところです。
初モビリティリゾートは苦い思い出となりました。。。
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