
代表の佐藤です。
低レベルについての高レベルな話、というものがあります。
この場合の前段の「低レベル」とは、より基底・根幹に位置する土台階層の事を指し、後段の「高レベルな話」がそれら基底階層に対する深い造詣という意味で使われます。
情報処理系でよく使われるもので、プログラミング言語についてでしたり、システムの話だったりします。
この図の下に位置するより機械に近いものがまさに低レベルで、上に位置するものはより抽象度の高い高レベルと言われますが、実際それを取り扱う技術者の知識や技術力は低レベルなものにアクセスするほどに高い能力が求められます。
近年、「世界を変えた」などと言われているiPhoneに代表されるスマートフォンやSNSなどソーシャルメディア、それにまつわる様々なアプリというのは実際には高レベルなものでしかなく、低レベルな高い技術に支えられているだけのものです。
単に取り扱い方を変えてるだけで、「世界」は何も変わっていないんです。
何も変わっていないというのは言い過ぎですね。
通信速度や処理速度は向上していますし、その処理能力を簡便に扱うために渡される橋(API:アプリケーションインターフェース)を増築したりしています。ただ、行っている根源は0と1をオン/オフしているだけ、というのは変化無しです。
逆を返すと、そういった下層の更新が無ければ抽象的な上層の要請は実現できないということです。
下層世界の超高速の通信網や計算機の繋がりがあってはじめて上層の「世界が変わる」んですね。
ファッションが変わるくらいのものでしょうか。
最近頓に政治・経済などを取り扱う人の知の劣化を感じます。
下層の知識・技術を持たずに、上層のアプリ開発の話をしているようです。
高レベルな話って低レベルなんです。
その時の流行りを話しているだけで、根本的な事は何一つわかっていないのです。
だから当初経済制裁すれば戦争が止まるかのように言っちゃうし、その後の資源不足による資源高も予測できないし、それによる「ドル高」を「円安」とミスリードして金利を上げろとか言っちゃうんですね。
国葬についてもそうです。
民意が云々、外交が云々、、、関係ありません。
グローバルというのが単なる流行りであり、また戦争の火種であることは80年前にはすでにわかっていました。
人は全く学習しません。そんなことは150年以上前にわかっていました。いや、2400年以上前からわかっていることかも知れません。
低レベルについての知が必要とされています。


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