代表の佐藤です。
「地獄への道は善意で舗装されている」というヨーロッパの格言をご存知でしょうか。
「あなたのために」の裏側に「わたしのために」が潜んでいるものです。
スペースXという会社があります。
あの起業家、大資産家のイーロン・マスクの会社です。
「人類火星移住」を計画しているそうです。
来る未来には地球環境が荒廃して人類は生存できなくなる。
人類が生存できない環境の火星をテラフォーミング(地球環境化)して第二の地球にする。
という思想でその移動手段として民間宇宙ロケットを製造するのだそうです。
これもおかしな話で、すでに荒廃しきったというかそもそも水も酸素も無い生命の無い惑星をテラフォーミングできる技術があるなら地球をテラフォーミングしましょうよ。
大量の燃料を使ってわざわざ遠い星に人的・資材的資源を運び、これまた昼夜の寒暖差激しい場所で生存できるよう大量のエネルギーを消費して気温を保つコロニーを形成したり、食料確保のために農産畜産などもするでしょう、その機材・機械も必要です。
よしんばすべてが上手く行って、火星に地球環境が作れたとして、今の地球環境と同様の道を辿ることになるのでしょう。
結局「火星移住」という壮大な夢物語を餌に資金を集め、自社のスペースシャトルを打ち上げて通信用の衛星を大量に地球軌道上に配置して、超高速通信網を作っています。
世界ではまだ通信環境が貧弱な場所も多く、そこに向け通信という社会の基盤を手中に収めつつあるのです。
大量の「情報弱者のために」を養分としてスペースXは持続可能な開発を続けるのです。
嘘をつくなら大きければ大きいほど良いということでしょうかね。
「荒廃する地球からの脱出、新天地の火星」なんて話では無く、「フロンティア!新たなる征服!植民地!パワー・イズ・ジャスティス!ディス・イズ・アメリカ!」そう言ってくれた方が正直でよろしい。
最近、やたらとコオロギ食ゴリ推しの発信がされていることと、それへの反発が話題です。
「来る未来の食糧難に備えて、昆虫を食べることも選択肢にしましょう」昆虫からタンパク質を接種しようという、割りと以前から言われていたものが世間におりてきたものです。
そもそも虫を安全に食料とするためには、その飼料や環境を整えなければなりません。
アレルギーの問題や寄生虫の問題、病原菌もありますので、野生の虫を食べるのは危険すぎます。
コオロギなんて雑食ですから、あのみんなの嫌いな「G」との違いなんてほとんどありません。
そもそも虫を育てるその「安全な・良質な飼料」が存在するなら、食糧危機であるなら人類が食べれば良い。
これらはいわゆるSDGsにまつわる話です。
SDGsはすべてこれらの甘いあまぁーい砂糖のコーティングがされています。
優しい日本人が考えるような「地球にやさしく」などという「うつくしい」ものではありません。
「我々儲ける側が持続的に繁栄するための仕掛けをたくさん開発するので、持たざるあなたたちはそれを買って使って我慢して我々に貢いでください」
Sサステナブル 持続可能
Dデベロップメント 開発
Gゴール 目標
sス 複数形
SDGsという言葉自体にそう書いてあるのです。
これらの事を悪事だと言いたいのではありません。
悪を隠すなと言いたいだけなのです。
人間社会、文明はだいたい利己的な欲望がエンジンとなって様々な開発が行われてきて、その恩恵を受ける人々がそれらを消費することで発展してきました。
どんな商売もそうです。
それを何か後ろ暗いもののように裏手に隠し、あたかも聖人かのように振る舞っている。
そういったことを世間が、世界が求めているのでしょうか。
昔から、良い車に乗ってると「あいつは何か悪いことをしてるに違いない」と後ろ指さすという鉄板のネタがありますが、昔の人はそういったものをドーンと受け止めていた印象があります。
現代は「いやいや、私こんな良いことをしてまして」と言い訳しなければいけないのでしょうか。
聖人君子を求めすぎている
潔癖症すぎる
きれいなものしか見たくない、といっていて結局汚いものを誰かに押し付けて責任逃れしている
善意で悪という臭いものに蓋をするのではなく、悪を自覚することこそ本当の善行につながるのでは無いでしょうか。
そうでなければ戦争は終わりません。
すべてつながっています。
その「善意」、本当に「善行」?
一見正義に見えるものこそ実は本当は火種なのでは?
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