代表の佐藤です。
ここのところ各団体で直接顔を合わせて集まる機会が戻ってきました。
自分もやはり多少「古い」人間なのか、ウェブ会議の方が逆に億劫、と言いますか、優先順位が高くなかったり、出席必須でも無かったものでもなんとなく顔出してしまったりと、気軽さが仇となること多数。
実際に足を運ぶともなると、移動の手段やら時間やらとか、せっかくだからついでにどこでランチしようかとか、意外と余計な周辺の「やることリスト」が必要ですし、出席表明するにも本当に出席すべきなのかそうでないのかとそれなりに考えるようにもなります。
結局そういった移動とかというものを「無駄」とみなして効率こうりつコウリツ、とウェブを利用した色々なサービスが採用されるわけですが、むしろ「無駄」が無いからということで逆に必要のなかったものに時間を使ってしまっていることも無きにしもあらず、と。
さながら歩きスマホのようです。
本人は移動中にも情報のやり取りをして効率が良いように思っているのかも知れませんが、周囲からすれば危ないですし、本人もそこまで集中できるわけではありませんから、大概は情報がタレ流されてるだけとなるでしょう。
それって無駄なんじゃないの?
対して、実際に顔を合わせる集まりでは、上述のようにその「無駄」を楽しむスキマがあります。
そしてやはり「空気感」といいますか、人それぞれの呼吸、リズムのようなものがダイナミックでかつ並列的に押し寄せてくるわけで、言葉以外の多くの情報が得られることが再認識できます。
結局、「無駄」というものの定義そのものが非常に一面的であって、その定義をどこに置くかで見えてくる世界が大きく変わります。
無駄を削るって、そんなに価値が高いことなんでしょうか?
無駄なことが赦される、そんな世間の方がいいんじゃない?
というか、無駄なものなんて何もない。
強いて言えば、無駄という価値の高い文化を捨ててしまう無駄削減が無駄。
無駄だムダだと切り捨ててるのって、「効率良く」なんてのは建前で本音は「めんどくさい」だけなんじゃないのかな。
と、人一倍ものぐさ太郎の佐藤でした。
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