それはきっと弱さではなくバランス

代表の佐藤です

昨日は風がすごい一日でした
春一番だそうです

春といいますと、新たな一歩を踏み出すといった印象がありますね。

新たな一歩を踏み出す人も、身震いするようでしょう。

以前からこのブログで書いてますが、佐藤は自動車レースをやっておりまして、例えばオーバーテイクする時やオーバーテイクの後に後続に抜き返す意欲を与えないよう猛プッシュして引き離す時などに震えが来て微妙なアクセルワークやステアリング操作の邪魔になる事がよくあります。

元々あがり症という事もあり、小学校の国語の授業で指されて音読することになると声がうわづったりしたものです。

前者はいわゆる武者震い、後者が緊張や恐怖による身震い、といったところでしょうか。

こう書くと、一見真逆の現象のように感じますが、結局のところ根源的な部分は同じです。

武者震いと身震いは違うものだ、という人もいるようですが、表面に起きている事も体内で起きている事も同じ。
心理的にも、表層の意識の違いはあっても無意識上同じ事が起きているのです。

結局のところ、「興奮している」から震える。

奮起する際に興奮しているというのはわかりやすいですが、緊張や恐怖というのも興奮だと言われるとちょっと違和感があります。

しかし、緊張や恐怖というのもその状況から抜け出すための何かしら行動をしなければイケナイ、という動物的な本能的な反応が発生しており、それはノルアドレナリンというホルモンの分泌による反応という事なのです。
そのことで交感神経系が優位となって血圧上昇、心拍数上昇から身体活動に適した状態になります。基礎代謝の増加ももたらします。
血圧上昇、心拍数上昇による反応速度の上昇など、動物的に身体性能を上昇させようとしているわけで、その事で今置かれている状況から脱出しようとしていて、まさに「興奮状態」にあるわけですね。

よって、緊張や恐怖にかられている時に、「勇気を出さなければ!」と奮起すると逆効果となるのです。
「弱い自分」を鼓舞して打ち勝とうとしてはいけないのです。

打ち勝とうとすればするほど震えが止まらなくなる。
すでに興奮しているのに、さらに興奮を促進してしまうということです。

興奮を司って交感神経を刺激するノルアドレナリンに対して、ブレーキをかけるのがセロトニン。
セロトニンによって副交感神経系を作動させ興奮状態を抑えるのです。

緊張や恐怖で震えているとき、逆に実はまだ諦めていないのです。

勝負ごとであれば、まだ勝てるつもりでいるのです。

つまりむしろ、自分が弱いと実は思っていない。武者震いと本質的に同じだと言うことです。

本当の緊張、恐怖では震えることはありません。
腰を抜かしてしまうのですから。

副交感神経を作用させるためによく言われるのが、深呼吸をしましょう、という事です。
つまり「一旦落ち着きましょう」というところでしょうか。

興奮サンをなだめている感じ。

しかし上記のように戦いに臨むツワモノが武者震いするのと同等の反応をしているのであれば、その緊張・恐怖は興奮の対象ということですから、より強力に副交感神経を作用させるため、「笑う」もしくは「嘲笑う」「嗤う」というのが効果的かもしれません。

興奮サンに冷水を浴びせる感じといいますか。

「こんな状況なのにアラララ~、興奮しちゃって~、もしかして自分ヘンタイちゃん?」

とか思ってみるとか。
変な例ですが笑

ヤジロベーを、片側しかおもりが無い状態でいくらバランスさせようとしても真ん中に持ってこない限り無理です。

つまり興奮というおもりを一生懸命動かそうとしても無駄。
労多くして功少なし。

震えが来るほどの重たい「興奮おもり」には、鎮静という同じだけの重さのおもりを対極にドーンと投入してしまえ!

といったところでしょうか。

「弱さ」だと思っていることを克服しようとするのでは無く、むしろ前のめりになってる自分の手綱を引いてあげる。

震えてしまう。それは決して弱いんじゃないんですよ!

「オラ、ワクワクすっぞ」

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