
代表の佐藤です。
ちょっと前ですが、妻がスラムダンクのアニメをアマプラか何かで見てまして、なぜかと聞くとスラムダンクが新作映画をやるとかで予習していたそう。
漫画をリアルタイムで読んでいたのでおおまかな流れは覚えていたのですが、ちょっと脇から見てると詳細なエピソードはけっこう覚えてないもので、少し一緒に観てました。
が、しかし!
重大な問題が発生。
アニメを観ているうちに漫画の記憶が出てきてしまって、ちょいちょい妻にネタバレしてしまう!
というわけでアニメスラムダンクからは離脱。
しかし、やはりアニメより漫画の方が良い。
アニメは全てのシーンが同じ画面サイズで表現されてしまうため、シーンの重さ、押し引き、強弱みたいなものが薄まりますね。
漫画はコマのサイズやページの配置、見開きなどでダイナミクスレンジが広い!
井上雄彦の雑な(に見える)線から繊細緻密な線まで使い分けるダイナミクスで圧倒されます。
妻を井上雄彦沼にハマらせなければ、という謎の使命感とともに、単に自分が読みたい!井上雄彦ワールドに浸りたい!ということで、「バガボンド」既発単行本全巻37巻を大人買い!
リアルタイムで当時、20巻くらいまでは追いかけてましたが、引っ越しやら何やらで手放してたのが増えて戻ってきた感じ。
お盆の間に3周くらい読みました。
2016年あたりから休載しているらしく、未完結のこの漫画。
バガボンド=放浪者、の名のごとく、宮本村の新免たけぞうが、各地を巡り、様々な剣客と刃を交わしながら、天下無双を目指し、天下無双にのみこまれ、天下無双の父を超え、天下無双の呪縛から解放されはじめた、心の旅を描く物語。
禅やアニミズムともつながる壮大な観念、精神世界を描きはじめてしまった井上雄彦。
画風、ダイナミクスも、物語が進むにつれいわゆる漫画で使われるペン(鉄筆)でなく毛筆で描かれはじめ、そのレンジ感を拡げます。
これは筆が止まるのも納得なっとく。
井上雄彦自身がバガボンドとなってしまって、大変苦しんでいるのでしょう。
たけぞうの精神性が高まるにつれ、日光を背に背負って「佐々木小次郎破れたり!」なんてラストは全く想像できなくなってしまったバガボンド。
最後まで描いてくれないと、読者が放浪することになってしまいます。
続きは原案の吉川英治を読んでね、になっちゃうのか!?
ちゃんと終わらせてよね!


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