代表の佐藤です
まだ観ていないのですが、今非常に気になっている映像作品をご紹介します
真田広之主演・ハリウッド製作ドラマ『SHOGUN 将軍』です
原作はあの名作映画『大脱走』で有名なジェームズ・クラベル
小さなディテールを丁寧に積み上げて結論につなげていく手法が見事で、一度観終わった作品でも「これが後にここにつながってくるのか」というまさに物語を描く上でのお手本のような作家だと思います
そういった事もありますが、この作品がなぜ気になるかというと、以前にも記事に書いています”いわゆる戦国時代”の日本と西欧世界との関わりが描かれているという情報をキャッチしたからです
現在に通じるものはありますが、”いわゆる宗教”は国家転覆、戦争、侵略の兵器として機能してきました
特に基督教では
日本のように無宗教、いや日本という存在そのものが太古から脈々と引き継がれてきた伝統・物語によって根深い宗教そのものになっていて信仰を意識しない国の人間にとって、基督教を代表とする一神教の人工的で非人間的な信仰に対して持つ、一線を画す感覚、違和感がある場合にこのようなストーリーの小説・映像作品となることは理解しやすいです
しかし、このような内容が建国時プロテスタントの国であったとされる米国の作家から生み出され、逆に日本からは基督教の礼賛や迫害についてという側面からしか語られないというのが不思議というか少し滑稽に感じてしまいます
日本については、戦前、戦中の日本人であれば当然持ち合わせていた国の歴史や神話への教養を失っているのがまさに現れているのでしょう
そして逆に米国は意外と基督教の国では無い、というのが自分が最近よくわかってきました
それは南米や中東などからの移民が増加しているから、というわけではなく、米国はそもそもプロテスタントの国ですら無かった
いや、そもそも”プロテスタント”というものへの理解を間違えていた
そう理解できてきたのです
まだ観ていないのに何を語っているのか、って感じでしょうか
自分の小説や映画の読み方・観方は、このように予め仮説を立てて検証するところからはじまります
ただ観て「おもしろかったです、すごかったですまる」だけを接種したければテレビでも観てれば良いのですから
この作品を見るのにハードルとなっているのは「Disney+」
Disneyに課金するのが個人的にはどうにも躊躇われますが、他にも独占モノが多くあって選択の余地は無いんですよね
少なくとも中世より続く一神教との戦い
毒を転じて薬と成せるのか
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