女性上位時代

みなさま、こんにちは。北川です。

最近、なぜだか妙齢の女性たちと会話する機会が増えました。。

いくらでも面白い話は提供できますが、絶妙なリアクションや私見をいってくれないと、それはそれで寂しいものがあります。

  先日は近所の眼科に行くと「きたがわさん...サッカーのご指導でお世話になりました●●の母親でございます」と、倅のチームメイトのお母さんに偶然再会しまして、医師の補助スタッフとして仕事する知人と視力検査のやりとりをすることになりました。

  ●●ママはとてもフランクで、昔も多摩川グラウンドへの移動車中で、いろんな話をしたのを思い出しました。

かとおもえば、知人の某ネイルサロンオーナーがなぜかカラオケをこのむのですが、先日は午前2時まで友人1名と計3人で飲みながら歌う羽目に。

さらには、友人の知り合いと夜中1時まで保育士の日常について飲んではなしたのち、なぜかラーメンを家でたべるからと解散。

たまたま家が近い元上司のおくさまに、とある飲食店で偶然あってはなしこんだこともありました。

つくづく世の女性たちの逞しさには頭が下がります。誤解なきよう申し上げますが、これらは親しいご近所さまとふいのお付き合いがたまにあるというだけです。気に入ってるマンションを不承不承手放すのは躊躇すると考えますと、余計な言動は一切控えるのが適切な大人のふるまいです。

ただしこのような話題で、いわゆる　リアコ　ガチ恋　おきにいり　という、明確な線引きがありまして特定異性に関して関心がありすぎる、逆にもたない、もしくは、当人があまりに色気無さすぎるのも、少しつまらないかなとも思っています。

その理由のひとつは、わたしが映画を愛してやまないことも関係あるかと考えています。つまり「感極まる。感情の起伏・吐露がない人生はつまらない」となんとはなしに思っているふしがあります。

これは妻ともよくはなすのですが、なにか真剣に伝えたいこと、訴えたいこと、そこから共感がうまれる人との間での笑顔の会話ほど、人生の醍醐味もないとおもうのです。映画を見すぎると、なにげないドラマで笑顔があらわれる情景や、涙あふれ感極まる事象、怒りにまかせ泣きながらなにかを叫んだり。そんな印象にのこるシーンがだれしもあるとおもいます。

もちろん、それはフィクションである映画での「演出にもとづく感動をうむ」装置です。ですが、役者の演技とはそれをあたかも隣人の光景のように自然にふるまうのが妙味・技術でして、そのリアルな様に感動をおぼえるのです。

そんな喜怒哀楽を、わたしは日常でもつい再現したくなっているとたまに気づきます。

おもえば、世田谷の某バーで帰り際タクシーに乗る直前、店からでてきた知人女性にいきなりビンタされたことがあります。もちろん独身のころの古いはなしです。そんなに怒ることかなーという理由だったのですが。ごめんなさい忘れてください。

とまあ、いろんな女性にかこまれて人生の機微を学んできた。尊敬する仕事での大先輩から訓示をたまわり背筋がのびたことも多々ありますが、女性に真顔でいわれた一言、破顔一笑でほめられたこと、激怒し憤怒のまなざしで睨まれたこと。そんな数々の感情があふれでる場面から学んだことは、どれも一言で言い表すことはできません。わたしが女性に頭があがらぬと考える理由はそんなところです。

女性にかなうわけがない。胸に手をあてて考えてもみろ、、まさか歯向かうほど愚かな行為はないぞ。

そう諭してくれた恩師も昨年鬼籍にはいられました。ご冥福をお祈り申し上げます、Nさん。ほんとうに悲嘆にくれました。

袖振り合うも他生の縁、これはつくづく歳をとり事実と感じる次第です。

女性に敬意なくして渡世はままならん。そう肝に銘じまず妻に感謝を捧げます。

そして、袖振り合う他人様を「いじる」せこい料簡はやめましょう。予期せぬ大怪我を招きます。

毎々拙文ご精読に感謝申し上げます。