みなさま、こんにちは。北川です。
はや弥生が始まり、ことしも60日あまり過ぎました。
そして間もなく、イギリスで(世界で)初めてパンクロックのシングルをリリースしたダムドが日本へやってきます。フェス出演、単独公演で東名阪(名古屋以外売切れ)と日本ツアーを謳歌満喫する彼らは、日本のあとオーストラリアも回って帰国する模様。今回のツアーまえにオリジナルドラマーのラット・スキャビーズが復帰し1977年とおなじラインナップ4名で来日するようです。もはや70近い御大たち、チャーリー浜さんくらい燻銀の芸歴です。
ダムドといえば、ニック・ロウがプロデューサーを務めたニュー・ローズがたいへんに有名なシングルですが、80年代後半にもエロイーズ(カバー)で全英1位を獲得したというヒット曲が割におおい(パンク)バンドなのです。さらにはおやすみ期間中に、キャプテン・センシブルがメンバー唯一残したソロシングル「ハッピー・トーク」(1949年ミュージカル『南太平洋』のショーチューン・カバー)もまた全英1位にぶちこむ快挙を成し遂げています。
そんな芸達者なひとたちなのですが、、、2000年代以降ははっきりいってダッサい懐メロバンドです。ベンチャーズのようにいにしえのヒット曲をツアーで披露しまくるのが仕事となっているようでなぜか日本でも人気あります。今年1月ポール・ウェラーがソロで日本ツアーをしていましたが、ウェラー人気(デビューはおなじ1977年のThe Jam)には遠く及びませぬものの、デビュー以来5回は来日してるとおもいます。
わたしが好きなのは、マシンガン・エチケットやブラックアルバムなど初期の4枚目くらいまで、キャプテンのソングライティングが好みだったという記憶があります。ハッピートークをカバーに選ぶいなたいアレンジセンスがなんといっても大好きなのです。当時のステージで有名なバードスーツをきて現れたのもそうなんですが、たいていふざけているこのおじさんはカッコいいと笑えるのを両方同時にやってのける。あまたの有名パンクバンド(のちのハードコア、ゴシックたちも含め)のなかでも傑出して巧みな、センスのよいイギリス人なんです。かっこいい新曲を生み出すやる気はもはやないようですが、かつてはセンス溢れるグッドルッキン・ガイでした。
やっぱりパンクのレコード、ライブとはレックレス、ワイルドであるのがなんといっても魅力で、あっというまに引っ込んでしまっても出だしのインパクトさえよければ、個人的に2-3曲でエッセンスが伝わるものとおもっております。ダムドがデビューから5年くらいはヨーロッパ各国のTVにもよばれて出演していたようすは、あたらしいムーブメントの筆頭として番組制作者や視聴者の期待をうらぎらない荒々しさ、若さがいまや再現なんて不能なくらいフレッシュ。ポール・グレイさんだけはもと元エディ&HTRDsだけに、なんだかおちついてますね。
ブライアン・ジェームズが初代ギタリストのころキャプテンはベースを弾いてたわけで、ブライアンが離脱LTNCにスライドして不在となり、ギター/ソングライターになって以来バンドの顔だった(とわたしはおもう)彼は、撮影やヨーロッパでのTV出演時もっともはりきってくれるサングラスのおじさんなんです。やはり人に眼を見られるのが恥ずかしいのでしょうか、インタビューのときは真剣にやってくれるそうです。たいしたことないよ、ただちょっと有名なバンドなだけだぜ。と謙遜するらしい。そんなキャプテンさん現在の奥様は日本人なので、来日時もきっとニコニコしていることでしょう....
日本でもパンクを標榜するバンドは80年代以降つぎつぎに現れては消えていった追随の歴史があり、ボーカル デイヴ・ヴァニアンのいでたちをなんとなくマネするひともおおかったものです。有名なウィラードのジュンとか。ただバンドをつづけるには佳曲を書く人がいなければ人気はもちません。いくらボーカルのみためがよくても、アイドルではなくバンドが続いていくとはそういうものなのです。イギリス元祖3大パンクバンドのふたつが空中分解して消え失せても、しぶとく勇ましく往年のレパートリを奏でてくれれば日本のファンは毎年でも見に行くものなのでしょう。わたしは老雄が過去の栄光を再現しようとするのは好みませんので、かつての若々しい雄姿をユーチューブでみるほうがすきです。
ミュージシャン旬のすがたとは、永遠に映像や写真にのこるもの。それを40年のち、おなじ曲をおなじテンションと見た目でできるわけもなく、やや痛々しいなとしかわたしにはおもえません。白髪になろうとさまになるのはDead&Co.だけです。しかもジョンメイヤーまでいるし、そんなんあたりまえ。ブルースやカントリーと違い、もはや枯れてるロッカーの伝統芸、しぶとさを個人的にはあまり好みません。見た目や表情などのテンションも大事かと。
もっとも、かつて夢中になったバンドがいまも生きてる姿を観れれば、ファンは十分満足なのかもしれません
ね。
このように大昔はみんなハンサム
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