みなさま、こんにちは。北川です。
過日12月18日の日曜はM1GPがあり、鎌倉殿も終焉、そして24時からカタールWC2022のファイナルがありました。じつにてんこ盛りの1日です。
フランス-アルゼンチンのカードは過去5回公式戦がおこなわれ、アルゼンチンが3勝で上回っています。ワールドカップ決勝ラウンドでは初ですね。
結果はご存じのとおり、アルヘンが36年ぶり3回目の栄冠を手にしました。
9大会前のメキシコ大会では故マラドーナが大活躍をみせ優勝をもぎ取りましたが、今回はメッシ自身5回目のチャレンジで悲願タイトルを手中にしたわけです。
このゲームはまさに死闘で、フランスは26名可のベンチ入りメンバーのうちベンゼマら欠く24名のみ帯同し、Gリーグから殆どスタメンを替えないため1.5軍の疲弊著しい。他方アルヘンの主力メッシ、ディ・マリアは35歳と体力のピークをすぎているがゆえ、メッシのゲーム中のプレイについて批評したオランダ監督ファン・ハールと悶着がおきるなど、双方一筋縄でいかぬ波乱の道のりでした。アルヘンは一回戦サウジに負けましたし。
但し結果からみますと、泥臭い執念がフランスを上回った、それと、縺れ込んだPK戦でGK エミリアーノ・マルチネスが冴え渡る最高のパフォーマンスをみせ、 勝利を手繰り寄せたといえましょう。選手たちのキャプテン・メッシへのロイヤリティがフランスの結束と技術を凌駕したとおもいます。勝利を渇望する執着心は前回王者を勝っていた。
今大会、インスタグラムや中継では過去の各国代表OBたちがこぞって観戦にカタールまでやってきた様子が日々アップデートされました。ジダンやアンリの姿はありませんでしたが、アルヘンのOBたちはこの10年で引退して指導者になっている元スター選手がおおいのですが、なんといってもスカローニをささえるアイマール・アジャラ・サムエルのコーチ陣がいづれも過去大会ベスト4どまりで涙をのんできた張本人たちであることがさらに優勝への欲求に拍車をかけていたとおもうのです。
この原動力はなによりアルヘン国民=4500万人のサポーターの一部分が、自宅を売り払って借金までしてカタール滞在をつづけたことからも、フランスにそこまでする国民はおらぬ(無論GNP 格差もあります)事情と比して世界制覇をもとめる エネルギーにはおおきな違いがあったろうと感じます。仏教にすがった江戸時代の我が国貧民の姿があたかも投影されます。
さて、ドラマチックなPKまでの試合展開は、ビハインドから追いついたフランスの精神力にも敬意しかありませんが、PK戦での劇的な幕引き。そして優勝決定しピッチにおりてきた元代表アグエロの姿に目から水がでました。メッシとおなじくらい試合にでて勝たかったアグエロは彼の親友として有名です。代表時代はつねに遠征で同部屋だったかれらは、カタールでも決勝前夜なんとおなじツインで寝たそうです。メッシのパフォーマンスが今大会よかった秘訣に、しばらく不在であった同部屋の相棒が終始会場にいてくれたおかげであったのかも!そう勘ぐる位のバディだそうです。表彰式のあと撮影時ずっとメッシを肩車していたアグエロはひきあげたロッカールームでもワインを両手にもち上機嫌な様子がESPNのSNSで流れました。極上の幸せだったことでしょう。
4年前ロシア大会でフランスが優勝をきめた当日そして凱旋後にここまで大騒ぎした記憶はありません。もちろんラテンの国と欧州列強とのちがいはありますが、技術・戦術はどちらも優れていてさらにゲームに勝つためのメンタルでしのぎを削った最後の一戦でしたが、OBたち、国民と現地サポーターの熱量では完全に優勝しかなかったのだろう、振り返るとそうみえますね。
最後に、FWラウタロに替わりアルバレスをベスト8から起用し、さらにアルバレスが2点ゴールしたベスト4で後半投入されたパウロ・ディバラ。決勝PK戦で彼がきれいに決めた瞬間、千両役者を画面越しに拝みました。
そしてゴールデングローブトロフィを獲得したエミリアーノ・マルティネスこそ、優勝の瞬間メッシがまっさきに駆け寄ったその人です。世界制覇を成し遂げた正キーパーは彼ひとりしか居ないわけで、その精神力にはただひたすら頭がさがります。かつて極貧の実家でご両親は子どもが食事をする傍らなにも食べずにいるときもあったそうで、息子がイギリスに渡りスターになりさらに世界制覇を成し遂げた、こんな誇らしい二世そうはいないでしょう。親をラクにさせるため渡英し、英語を喋れない孤独と競争に打ち勝ってアーセナルでトップチーム入りした立志伝は涙が出ます。
エミリアーノのような地を這う努力を重ねた選手たちがスターになってそして代表入りし、子どものころのヒーローであるメッシをプレーで助ける、かつて栄光をすべて手にしたマラドーナと違う構図がなんとも感動しかありませんでした。
たまさかアルヘンナショナルチームの凱旋帰国とおなじ時間に空港にいた日本人(アルヘン人夫実家に帰省する奥様)は、ブエノスの空港から帰宅まで通常の3倍時間かかったカオスを明け方ツイートしていましたが、たぶん首都では2日くらい寝ずのどんちゃん騒ぎが続いたことでしょう。
ほんとうにおめでとうアルゼンチン国民のみなさん。そしておつかれさまでした、選手とスタッフ陣各位。36年越しの感動をありがとうございました。
毎々拙文ご精読をありがとうございます。
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