みなさま、こんにちは。北川です。
東証グロース市場のUUUM(国内最大のユーチューバー事務所)も成長に翳りがみえはじめました、といってもいまだ通期300億のトップラインはあります。それもこれもグーグルによるレベニュー比率変更により、過去数年栄華を誇ったユーチューバーの収入激減とも関連します。これを機にむしろしょうもないコンテンツが一掃されると小学生の親が眉を顰めることもなくなるのですが、、まあそんな簡単にはいかないでしょう。
他方、東大院卒である学者の茂木健一郎さんが、東大の理科三類※に息子たちを合格させその秘訣をひけらかす母親(インフルエンサー的な教育評論家の位置づけ)を「貶す発言」をして話題になっております。学歴マウントでは右にでるものがいない茂木さんだからこそニュース記事になっているわけですが、個人的に違和感が否めません。当事者お母さんの主張や具体的に批判された内容詳細は割愛します。
※国内の大学で最難関とされる、医学部に3年次以降進むことが選択できる理系学群。
東大に入る能力を凡人が身に着けた、など途端にメディアが飛びつくのはいったいなぜなのでしょうか。いまだに意味が分かりません。
東大のキーワードを有難がる、ステロタイプにいちいち畏敬の反応するのは、もはや古いのではないかと言いたいわけです。といいますのも、近年、東大合格者の6割は都内在住の裕福な子女(中高一貫私立高出身者)に偏向してきているからです。頭がいいとされることは、親の資産に左右されているのなら驚くことはありません。
もちろん残り4割の入学者には地方公立高校出身者も多いわけで、入学した途端に都内在住者との生活レベル、文化の違いに卑屈になってしまうそうでじつに哀しいことです。
かなり以前にいた会社には東大卒の社員がとても多く、なかには同窓を頼って売り込みにくる東大卒ながら家業を継いだ社長さんまで現れる始末。話だけ聞いてくれといわれ面会はしましたが、東大を卒業した人すべてが社会で活躍し、確固たる地位を築くわけでないことをまざまざ思い知らされました。
個人の人生を切り拓く力の有無は学歴からはあまり影響ないみたいです。40歳以上で知人のベンチャー経営者、JTC管理職のひとたちはみなそういいます。
後輩で某地銀の支店長も、20代行員の能力/評価は卒業した大学の偏差値に比例しないとはっきりゆうとりました。
東大に息子たちを入学させた女性は、自身の体験の「記号的な固有名詞」が商売になると踏んで、どこまで事実かわかりませんがプライベート/育児方法を開陳しているのだと想像します。
まさか、東大にはいることは能力開発において最大の殊勲だと信じていまいと願いたいのですが(理由は承前のとおり)、世の親の欲目にうまく引っかかるナラティブを生み出したものです。
ユーチューバーや、広義のインフルエンサーの正確な事実ではない煽り、錯覚をあたえる情報発信は、もはや中学生以上の日本人にすべて鵜呑みにしない疑念をセットでもたらしています。一次情報ソースをまず確認しよう、であったり、ネガキャンには隠された別の意図・めくらましがあると想像力働かせることも容易になってきています。
存在そのものや生き方・考え方の発信内容が、ビジネスと結びついていると透けて見えるせいですが、やはり年端のいかぬ情報弱者からするとまんまと引っかかってしまいます。
さきほど東大信仰のあやふやさを述べましたが、インフルエンサーが信者を独善的なサロンに囲いたがる、まるで小さな宗教の教祖のようにふるまう様をみるに、なぜ人気知名度を得た人は、支持者から権威を奉られることへ躍起になるのか。これも東大の記号以上に不思議でしかたありません。
マネタイズのチャンスあるうちに、賞味期限のあるうちに勝ち逃げしたいだけなのか、、とおもっています。
本日わたくしが言いたいこととは。
ほんとうにオーソリティである人物は、自分から目立つことをしたがらない、まずしないまま生涯を終えるということです。インフルエンサーと真逆の行動をとります。
メディアの取材も断りますし、紹介ない人物には面会しません。勝手にかかれた誹謗中傷記事も黙殺します。いちいち反論などする相手すらしない。
近年亡くなられた筒美京平さんがいい例で、類まれな才能と実績、不断の努力により大作曲家の名誉と蓄財をだれもが認めるのですが、全盛期のレコ大表彰式すらとんずらしてました。人前にでてきて有名税をくらう羽目になるのが嫌だったのでしょうし、自分がすきで得意なことをしてるだけと、人と比較されることを気にも留めないのです。
ただし、自身成果物のセールスが世に発表されてしまうので、それだけは気にしていた職人肌の偉人でした。むしろ職人なので人前でべらべら話すことなぞ何もないと思っていたふしがあります。品が良くおだやかで物静かな人柄が仕事仲間や歌手たちに愛されたそう。もっとも自分が表舞台のスターをささえる「裏方」なので目立つことを避けていたのかもしれませんが、亡くなられたあとの評伝や数少ないインタビューから制作の秘密が明かされると、天才の仕事術は後世に遺すべきと感じます。
きちんとした正業でまっとうな評価を得られて、仕事内容が依頼者に感謝される職業がいちばん(理想)だなあとつくづくおもわされます。
より一層の精進を重ねてまいります。毎度拙文のご精読をありがとうございます。
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