みなさま、こんにちは。北川です。
テレビ番組をみなくなり15年くらい経つのですがまったく不便を感じません。
TV局存在そのものがもはや風前の灯び(一応国営放送NHKは除く)BSのように通販のインフォマーシャルしか、広告主がはいらなくなるのではないか。同様に視聴率もBSなみスカスカになるのではと危惧します。銀行なみの斜陽産業な気がしています。
まさかこんなに早く動画共有サイト、オンデマンドサービスが、広告モデル確立とサブスクにより、それなりのコンテンツを供給するようになるとは予想しませんでした。滝沢秀明社長による最後発の芸能事務所が、自社のタレントをテレビメディアではABEMAにしか出さない方針を発表したのも無謀ではないかもしれません。
昨年初夏に雨天の為、コーチェラ配信を順にみながら、合間に地上波番組やアマプラで映画などチラ見していたところ、ニュースをふくめ、まったくテレビ局放送番組が私には必要ないことにあらためて気づきました。なのに無駄な制作費を費やした番組が毎日野放図に垂れ流されているのは実に不思議です。
逆説的にいうと、むかしの番組制作者、出演者および所属事務所は能力が高く、観ずにはいられない番組を世に送り出していたといえまいか。なぜこんなにも、テレビ番組の品質は劣るようになったのか。冷静にその理由を考察してみます。
その昔、故大橋巨泉さんというマルチタレント、テレビ司会者がいました。
参議院議員を数か月つとめたこともあります。テレビの創成期から有名で番組企画構成と司会もつとめ、あたらしい才能を発掘してくることに心血注いだ人物です。もともとはジャズと競馬の評論家で、ジャズコンサートの司会をしていたくらいなのでオーソリティには慣れています。おなじく早大ジャズ研で司会をしていたタモリさんより年長で、テレビの仕事をはじめたのが早かった。
巨泉さんが司会を務める番組がとても好きでした。
11PM、クイズダービー、世界まるごとハウマッチなどなど。ハウマッチのパネラー人選はほんとうに面白かった。ジュスタン・ブルディくんなどいったいどこで探してきたのか、、、ケントデリカットさんやチャックウィルソンなど稲川事務所のお得意さんだったのもなつかしいですが、外国人を呼んできて外国人の視座でクイズ回答のやりとりをするのがとても面白かった。
番組制作を旧知のイーストにたのんだからこそ出来た世界各地のロケですが、フジの「なるほどザワールド」といい、昔は番組予算がきちんとあって、計画的なロケができて、すぐれた内容の番組ができたともおもいます。安易にお笑いタレントのひな壇セットにたよらない、シャビーにけしてしないプライドがあった。有名なTBSベストテンの毎回生放送のこだわりなども、むかしのテレビマンゆえなせる業で、演出の妙と旬の出演者が毎週たのしみでしょうがなかったもの。
そんなインターネット以前の世界で時節柄本物のエンターテイメントをつくって提示していたテレビ番組制作者、ドラマ脚本家のエネルギーは映画製作にちかいものがあったろうと思います。もちろん、スポンサーがTVCMに見切りをつけたため、今や制作予算がなく、限られた企画しか実現できない現実もよくわかります。
企画の面白さが予算額に拠らないのを証明したテレビ東京に共感するのが少数派だとしても、もはやすぐれた人材は長くテレビ業界には居付かないようです。
新聞、雑誌のつぎはこんなにもはやくテレビが凋落するとは、ブロードバンドとインターネットはまさに史上最大の発明ですね。
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