みなさま、こんにちは。北川です。
過日、熱海にいってまいりました。家族旅行でございます。たまにそんな週末もあるのです。
2010年に100億の負債で倒れたホテルニューアカオ(旧赤尾旅館)が寺田倉庫元CEOによって再生のきっかけをつかみ、米フォートレスインベストがてこいれ、2023年再開業。
そんなうまれかわった?老舗であるニューアカオの予約を妻がしてくれたお蔭で、横浜から60分でアクセスできる熱海へ約8年ぶりに下り立ちました。偶然前日に「あおきの干物店」の燻製茶漬けがとてもおいしいという情報に接し、さっそく駅前で入手。もうやりきって帰る気マンマンです笑
アカオへいくまえに、MOA 美術館へ寄ると妻にいわれ直に倅とついていきます。
世界救世教の教祖である岡田さんが数千億の私財を投じ、竹中工務店に山中のいわば築城をたのんだというわけ。贅を尽くした建造物、なかには杉本博司さんがデザイン関与したソファーや自動ドア 、金の茶室などなど。常設展示は静嘉堂文庫くらい古美術メインで案外地味ですが、とにかく建造物は豪華絢爛。金を惜しまぬしつらえがめだちます。そしておそらく著名骨董屋さんのいいお得意さんなのでしょう。また、トシ鎧塚さんのレストランカフェもあります。ほかにも茶屋や御蕎麦屋さんも。
そんなこんな3時間をすごし、いざACAOへとまいる。
熱海海岸に寄り波打ち際であそんでから、バスで10分です。というか海岸からみえてる。MOAからもみえてました。熱海がいかにコンパクトな街かとおもわされます。いざチェックインをしようとフロントにいきますと、ちいさなカウンターに3名のサービスが対応しており、あたりのソファー群で待つ夕刻まえ大勢の本日宿泊客が順に各部屋へと吸い込まれていきます。
熱海といいますのはごぞんじ昭和にさかえた温泉観光地なのですが、アカオにも温泉はあります。大浴場が2箇所と予約貸し切り風呂が2箇所。ところが。
大食堂まえの渡り廊下☝
わたしもよくわかっていなかったのですが! アカオは海岸線にそって難工事のすえ建設されたホテルのため、よこに広がるビルではなく、崖を背負い縦に延びるビルを3個つなげた建造物で、下層階にある大浴場や食堂へといくには今回の宿泊階14階からEVのりかえをしつつ、館内移動に5分くらいかかるのです。
宿泊した客室も、ハトヤといい勝負です。再建したといえ目の肥えたホテルラバーに歓ばれるというよりも、むかしは奇をてらっていたせいかいちど潰れた老舗。設備は昭和のまま。
復活開業したとはいえ、老朽な建物は内装リノベーションがたいしてできる代物ではなく、レトロそのままです。共有部で目を引く豪華絢爛なシャンデリアやライトの数々は一見の価値があります。もちろんのことヨーロッパの旧館のような重厚さまではありません。古い窓サッシが多く気密性の低い廊下をあるいているとなんともうすら寒いのです。11月だけに。海べりだけに。夏も冷房のききがわるいのかな、、
うすら寒い廊下をなんどもとおると、大晦日にむかし尋ねた三浦市「まほろばマインズ」をおもいだしました。やはり海べりに所在し大浴場や食堂との行き来に、廊下で外気に触れ「酔い」もいっぱつで覚める、いかつい構造の各種研修用施設です。なつかしい。食堂はほんとうに中学校の学食のようなのどかな代物でした。
あれこれ申しはしましたが、まあなかなか風情あるホテルで、あさ6時に露天風呂へはいり、朝靄がかかる目前の崖岸海を眺めると溜飲はさがります。絶景哉
御食事はミラコスタに毛が生えたようなもので、下田東急ホテルに遠く及びませぬが、アカオとは、、、ただ一泊して食事と温泉に浸かり、館内を撮影することで昭和の栄華をしみじみ偲ぶ宿といえましょう。ひたすらレトロです。
またいつ廃業するやもしれませんし、ためしに行かれるのも一興かとおもいます。
一泊で十分好奇心のお釣りはきますから。
毎度拙文ご精読をありがとうございました。
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